めんどうくさい例外案件を簡単に解決する方法

こんにちは。

今日は、サラリーマン時代に私が使っていたちょっと高度な方法をお話したいとおもいます。どこの会社でも、年々コンプライアンスは厳しくなる一方なので、めんどうくさい例外案件に直面することが増えているのではないでしょうか。

私もサラリーマン時代に営業職でしたが、案件で例外に直面するのはしょっちゅうでした。

このやりかたは、一つの会社の中で完結していましたが、複数の企業に跨る案件でも使えるのではないかと考えます。

会社の場合、社内の規定があり、各部署の責任範囲も決まっていますが、例外案件になると部署をまたがって承認を得なければならないケースがあります。

更に前例がない、例外案件のケースもあります。

営業として、該当すると思われる管理部署に「直球で」承認をもらいにいこうとしても、速攻で「打ち返され」、断られることもあります。

断ってくるケースは、その大半はリスクが大きいと判断され、その部署の責任にされることをイヤがることがほとんどです。単独部署では責任を負えないといわれます。

営業としては解決するために例外を通したい、管理部門はリスクを取りたくないので関わりたくないという状態が続いたりします。

さて、こんな時、あなたならどうしますか?

そこで、案件の「リスクを薄めて」解決する方法があるのです。

その方法は、いたってシンプルです。

関係しそうなライン専門職(課長とか部長など)を集め、会議を開き、議事録を出すだけ。

営業はその相談したい解決策の凡その「落としどころ」は考えておく必要がありますが、この方法で私は何度も窮地を脱したことがあります。

窮地から脱出する方法

① 関係しそうな部署を想定し、少しぐらい多めでもかまわないのでピックアップする。

② 「○○案件」を相談したいので、会議を開かせてくださいとメールする。

  この時の注意点は、宛先や写し(cc.)に関係者がすべて見えるようにすることです。

③ 会議を開催し、状況を説明し、関係者から意見をもらう。

④ 落としどころとして、「△△」を考えています。とこちらから伝える。

⑤ 反論されたら、対案を求める。

⑥ 対案によっては、それに乗る手もありますが、大体はあまり対案は出てきません。

恐らく、ファジーな状態で、会議時刻が終了となることが多いです。

それで、いいのです。

⑦ 会議の議事録を作成します。

その時に、自分が考えた案、「△△の方法が検討され、この方法で行くこととなりました。」の内容を文面に盛り込んでしまいます。

⑧ 後は、出席者を宛先に、関係者を写しとして、メールを出すだけです。

会議中にも対案が出てこなかったはずですので、ここでは多くの場合、会議が終わった後に反論を展開することはないと思います。

  なぜ、異論が出てこないのでしょう?

それは、多くの関係者で会議が開催された時点で、「リスク」はすでに「薄まっている」ので、わざわざ異論を出すのが面倒くさいと思うからです。

これで、あなたの問題は解決すると思います。但し、事件や事故はこの限りではありません。

前の会社は非常にコンプライアンスに厳しく、いろんな手を使って例外案件を承認してもらいました。

それなりの準備と知恵も必要ですが、こういったときには、何かお力になれるかもしれません。

もうすこし内容をお知りになりたい場合は、お気軽にお問合せください。

では、では。

やまおか きよし