世渡り上手なソーシャル・スタイルとは? ②

こんにちは。

 前回、人間には、ドライバー、エミアブル、エクスプレッシブ、アナリティカルの4つのタイプがあるとお伝えしました。そして、同じタイプの人は居心地よく話ができ、真逆のタイプの人はお互いがイライラしはじめるというお話をしました。

 今日は、タイプが違う人とどのような話し方をすれば、少しでも円滑なコミュニケーションがとれるのかについてお話をしたいと思います。

 人間には4つのタイプがあるとお話してきましたが、実はそんなに単純な話ではありません。もう少し分類できそうです。例えば、アナリティカルの人の中には、アナリティカルの要素だけではなく、ドライバー、エミアブル、エクスプレッシブの要素というものがあります。各タイプの中にも4つ要素があるということで、16分割することができます。

 ひとつ例を示しますと、アナリティカルの人でドライバーの要素がある人の場合は、ドライバーを最初につけ、ベースとなる要素アナリティカルを後につけてドラ・アナと呼びます。ドライバーの人でアナリティカルの要素がある人を同様にアナ・ドラと呼びます。

ベースが違ったとしても、同じ要素を持った人同士は話がしやすくなります。隣のタイプの場合は、少しの努力で楽に話せるようになります。たとえ、真逆のタイプがベースにあったとしても対極のタイプの要素を少し取り入れるだけで、ストレスが減少し、コミュニケーションが取りやすくなります。

 例えは、自分がアナリティカルで相手がエクスプレッシブの場合は、自分がエク・アナのポジションに移る努力をするだけで大幅に話していくのが楽になります。

こういう対応をしていくことが、ソーシャル・スタイルの調整と呼ばれます。

では、具体的な話をしていきましょう。

自分がアナリティカルで相手が、

ドライバーの場合、ドラ・アナに変身

 要件から切り出す。

 断定的に話す。(私は、こう思います。)

エミアブルの場合、エミ・アナに変身

 にこやかに話す。

 関係性を作るように心がける。(これからもよろしくお願いします。)

真逆のエクスプレッシブの場合、エク・アナに変身

 相手に共感する。(ヘー、そうなんですね)

 断定的に話す。(私は、こう思います。)

 個性を尊重する。(先進的ですね。初めてお聞きしました。)

自分がエミアブルで相手が、

アナリティカルの場合、アナ・エミに変身

 数字・実績などを伝え安心させる。

 相手の地道な努力を認める。(継続して努力されてますね。)

エクスプレッシブの場合、エク・エミに変身

 断定的に話す。(素晴らしいです。)

 個性を尊重する。(先進的ですね。初めてお聞きしました。)

真逆のドライバーの場合、ドラ・エミに変身

 要件から切り出す。

 断定的に話す。(私は、こう思います。)

 結論を先に言う。(実は、こうなりました。)

自分がエクスプレッシブで相手が、

ドライバーの場合、ドラ・エクに変身する

 自分のことばかり話さない。

 時間管理をしていくようにする。

エミアブルの場合、エミ・エクに変身する

 自分は聞き役にまわる。

 婉曲的な言い回しをする(~かもしれないですね・・)

真逆のアナリティカルの場合、アナ・エクに変身する

 自分の意見を押し付けない。

 数字・実績などを伝え安心させる。

 婉曲的な言い回しをする(~かもしれないですね・・)

自分がドライバーで相手が、

アナリティカルの場合、アナ・ドラに変身する

 婉曲的な言い回しをする。(~かもしれないですね・・)

 結論を急がず、時間に余裕を持つ。

エクスプレッシブの場合、エク・ドラに変身する

 相手に共感する。(ヘー、そうなんですね)

 個性を尊重する。(先進的ですね。初めてお聞きしました。)

真逆のエミアブルの場合、エミ・ドラに変身する

 にこやかに話す。

 関係性を作るように心がける。(これからもよろしくお願いします。)

 婉曲的な言い回しをする。(~かもしれないですね・・)

いかがでしたか?

同じタイプ同士ではあまり気を使わなくてもいいので、あえて説明していません。

16分割のイメージを意識されると、相手がどの状態にいるのかが分かるようになります。

但し、人間はその日の体調や、置かれた環境によりソーシャル・スタイルも変化していかいます。次回は、ストレスなど注意すべきなどをお話したいと思います。

ソーシャル・スタイル・セオリーにご興味があり、もっとお話ししたい方はご連絡ください。


ではでは、

やまおか きよし