“感情” のフレームワーク 1 数字の落とし穴 ① 「データの一貫性幻想」
こんにちは。 やまおかきよし です。
人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、
“感情”にもフレームワークがあります。
これから順番に紹介していこうと思います。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
1 数字の落とし穴
① 「データの一貫性幻想」
人は、情報やデータに何らかの(特に自分の前提に沿った)意味づけをするのが好きである。
自分にとって都合の良い、意味を作れる情報だけから、
“きれいな結論”を導きたいという衝動に駆られる傾向があり、
そのバイアスのことをデータの一貫性幻想と呼ぶ。
「数字」の落とし穴
宝くじを買う場合、次のどちら?
- 「123456」と決まった番号を渡される
- 6桁の番号を自分で決められる
(A)の[123456]のような特殊な番号は“当たりにくい”と感じ、
(B)は自分に選択肢がある分、当選確率が高まる気がする。
しかしながら当選確率は100万分の1しかならず、当たる確率は変わらない。
このような客観的事実に反して(A)よりも(B)のほうが当たりやすいと感じる。
ビジネスとの関わり
対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。
自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考える。
ビジネスの現場では、売上、製品コスト、販売費用、利益、効率など、大事なことの大半が数字に基づいて判断される。
パッとデータを見る限り、一見何の問題もなさそうな裏で、
じつは数字を正しく解釈できていないがために、
売上や利益に貢献していない活動を続けている事実に気づかないことがたくさんある。
一度、“きれいな結論”に見えてしまうと、自分の仮説を非合理なまでに正当化したい圧力が高まる。
複数の要因を冷静に検討し、
「自分自身、正当化したいバイアスある」
と認識しておくことが、“ケガ”を防ぐのに役立つと思われる。
“きれいな結論”に見えたのに、後から、“そうじゃなかった”と思った経験はありますか?
(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)
ではでは
やまおか きよし
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