“感情” のフレームワーク 6 記憶がもたらす落とし穴 ①「ヒューリスティック」
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおかきよしです。
人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
6 記憶がもたらす落とし穴
①「ヒューリスティック」
ヒューリスティックとは、記憶情報に頼り、効率的に意思決定すること。
脳は楽をしたがる
目の前にショートケーキとモンブランが一つずつあり、どちらか一つを選んで食べて良いと言われた場合、人は過去に自分が食べたことのあるショートケーキやモンブランの食感や味、好みとのマッチングを自分の記憶に当てはめて考える。
なぜなら、目の前のケーキの味は食べてみるまで知るすべがないからである。
記憶を元にすれば、判断を下すための必要な時間、エネルギー、情報を割愛できるので、脳が楽をしようとする。
無意識に判断を歪めてしまう危険
過去にたべたモンブランが近所のお店で買ったもので、実は、目の前のモンブランが一流ホテルのパティシエが作ったものかもしれない。
あくまで自分の過去の経験や記憶に頼っていると、見た目に差はなくても、記憶と事実の違いによって判断ミスをすることもある。
ビジネスとの関わり
対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。
自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。
若手とベテランの議論がかみ合わなくなる理由
職場や仕事分野において、経験が少ない若手と、一つの環境にどっぷり浸かり切っているベテランとの両者の認識が合わないのは、必然である。
若手は、過去に縛られない自由な発想で現状を認識できる一方、
ベテランは、どうしても過去の経験(記憶)から抜け出せない。
そして、思い付きの発言が乱れ飛び、お互いの認識もずっと嚙み合わず、延々と議論が続いた結果、明確な結論も出ないということが起きる。
あなたの会社の会議では、ベテランと若手の意見は合っていますか?
(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)
ではでは
やまおか きよし
営業戦略を見つけるコピーライティング Office Kiyoshi
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