“感情” をビジネスに! ネガティブ編 その7 「緊張」
こんにちは。 やまおか きよし です。
人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。
これから順番に紹介していこうと思います。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
ネガティブ編 その7 「緊張」
「緊張」とは、
不慣れな場や物事などに直面して心が張りつめた状態。身体がかたくなり、血管や筋肉の収縮、心拍数の上昇、発汗、食欲の低下、呼吸困難といった身体的反応が起こることが多い。
「緊張」のメカニズム
緊張は、心身がストレスを受けた結果生じる。
恐怖や不安を覚えた時と同様に扁桃体が活性化して感情を増幅する一方で、前頭前野の働きが抑えられ、IQが低下する。
しかしながら、生物にとっては、必要な反応である。
たとえば、山道でイノシシと出会った時、つまり「ファイト・オア・フライト」の状態に置かれる時に集中力が高まり、瞬間的なパフォーマンスを必要とする時に、緊張状態が良い効果を生む。
「緊張」をコントロールするには?
人の脳は、自宅や職場、学校など見慣れた環境など、居心地が良いと感じる領域を「コンフォートゾーン」と認識するが、見慣れない環境には不安や恐怖を覚え、アウェイでは緊張するのでIQが下がり、身体も固くなる。
「緊張」をコントロールするには、初めての場所やあまりなじみのない場所でも、「見慣れている」感じることができれば、コンフォートゾーンにしてしまうことが可能である。
そこでイメージによる訓練が効果的である
初めて行く場所の会場を下見する、会場の写真をインターネットで見るなど、事前に「見慣れている状態」を作る。
試験や試合などに臨むときには、「能力が発揮できて、喜んでいる自分」などその時のポジティブな感情をイメージする。
場や状況になれるためには、経験を積むことが一番であるが、リアルなイメージを頭の中に描くことで、脳は「見慣れた場所」、「すでに経験したこと」として処理するので、アウェイがホームとなり、心身がリラックスして能力が十分に発揮できるようになる。
ビジネスとの関わり
対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。
お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。
お客さんの「緊張」に対し、コンフォートゾーンを提供していくその方法を具体的に検討し説明していくことで、次のビジネスにつながりやすくなる。
あなたが取り除きたい「緊張」は何でしょうか?
(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)
ではでは
やまおか きよし
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