“感情” をビジネスに! ポジティブ編 P-18「尊敬」


こんにちは。 やまおか きよしです。


人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。

これから順番に紹介していこうと思います。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





ポジティブ編 P-18 「尊敬」


「尊敬」とは、

人格や見識、経験などが優れた人を尊いと感じ、あがめ敬うこと。

あるいは他人の行為や業績などを素晴らしいと認め、その人を敬うこと。





「尊敬」の実情


尊敬という感情自体は、悪いものではない

だあれかに尊敬の念を抱くこと自体には何の問題もなく、弊害もない。

世間から「悪人」とされている人物や、犯罪を犯した人であっても、自分の目で相手を見、相手についてしっかり調べ、相手のことを良く理解した上であれば、誰を尊敬しようと、基本的には自由である。



世の中にあふれている「無知ゆえの尊敬」


「尊敬する人は誰ですか?」という質問に対し、「マザー・テレサ」、「坂本龍馬」や歴史上の人物、スポーツ選手、メディアに登場する文化人や芸能人、実業家などの名前を挙げる人は多いが、伝記や評伝、メディアなどでつくられたイメージなどの二次情報もとに、よく知りもしないその人物を評価してしまっている。



尊敬に足る人物かどうかを見極めるのは難しい


日本では基本的に、「尊敬」という言葉は、相手の人格全体に対して使われる。二次情報から、一人の人間が尊敬に足る人物であるかどうかを見極めるのは、とても難しい。

また、一度や二度会ったときに、「良い人そうに見えた」からといって、その人が尊敬に足る人物であるとは限らない。詐欺師は悪い人ほど、最初はいい人そうに振る舞うものである。



尊敬の念を抱いてもいい相手は、身近な人だけ?


人格全体を尊敬しようと思ったら、実際に会い、その人物を直接見て、徹底的に調べる必要がある。そう考えると、日常的に接する機会が多く、ある程度人格を知っている相手であると、いえるかもしれない。





「尊敬」という感情と付き合っていくには?


尊敬の感情を見つめれば、自分自身が見えてくる


自分の中に、誰かを尊敬する気持ちがあるなら、それが何を根拠に生じたものなのか、慎重に客観的に観察し、吟味すべきである。小説もテレビもフィクションであるので、それを鵜呑みにすることは、「社会やメディアなどによって洗脳されやすい」ということでもある。

自分の中にある「尊敬」の感情を見つめることは、自分自身を知り、自分の人生を考える上で、大きなヒントを与えてくれる。



簡単に人を尊敬する人は、簡単に人を軽蔑する


「自分にとって大切なものは何か」、「自分にとって本当の幸せは何か」に気づくことができない人は、他人の物差しやイメージに左右される人、洗脳されやすい人と言える。

簡単に他人を尊敬できる人は、簡単に他人を軽蔑できる人でもある。

こうした人は、メディアなどに探られ、本来尊敬すべきでない人を尊敬したり、本来尊敬に値する人を軽蔑したりしがちである。

このような無知な状態はファシズムや人種差別を生むようになる。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。

お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。


インターネットが発達した状況では、ネガティブな情報が広がるスピードが速く、人を無条件で尊敬する場面よりも、軽蔑する場面が多いと思われる。

映像や、書籍などからの情報、つまり2次情報については、一見、いいことしか書かれていないケースもあるが、人はバカではないので、無意識のうちに違和感を感じることもあるのではないだろうか。

接触する時間が長い人の場合は、その場の空気、話し方、直接見る表情など情報が多いので、その中でも尊敬に値する人がいれば、価値のある人だと言える。





あなたが自分で情報を集めた中で、「この人は尊敬できる」と思った人は、どんな人でしょうか?






(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)



ではでは



やまおか きよし

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