10 第二章 人生を支配する法則 その1
“運命を拓く 天風瞑想録” の学び
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
中村天風をご存知でしょうか。
名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。
この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。
「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。
運命を拓く 瞑想録
10 第二章 人生を支配する法則 その1
「霊妙」な氣
この世のすべてのものというのは、動物、植物、鉱物の三つに分けられるが、
これらはすべて一つのものから生み出されている。
すなわち万物創造の根源であり、絶大な力を持つ「霊妙」な氣が
この一切を作る根拠をなしているのである。
この“氣”を哲学では、「精氣」、「霊氣」あるいは「先天の一氣」などと呼び、
天風哲学では“宇宙霊”と呼ぶ。
しかも普通の場合、絶対に感覚的に認識できない。
この宇宙というものは、
本源は、詮じつめると精神的なものであると気が付くのである。
「観念的に想定するより、認定の方法はない」
インドの山の中で、心を澄まし考えていくうちに気がついたのである。
「自分が生きているこの周囲に、目には見えないが、一切の存在を確保している。
しかも認識できない氣が存在しているな」
全智全能の働きを持つ氣
山の中に今坐っている自分は、この霊智の力、いわゆる全智全能の働きを持つ氣に
包まれているとことを思いついたとき、何の寂しさも感じない、
なんとも形容のできない心強さを感じたのである。
人間の心の態度次第
この悟りの中で、私の心が考えてくれた。
人間の心が、病や運命を気にしないという積極的状態である時、
すなわち心が無念無想に近い状態であれば、宇宙にくまなく遍満存在している、
有限微妙な氣の持つ霊智を受け入れる分量が多くなる。
肉体から発生する本能や感覚に縛られると、消極的な心になり、
その受け入れを妨害することになり、
この尊い力も働きも十分に生命の中に受け入れることができなくなる。
結局、自分の心の態度
それまでの自分は、学位を持った医者でありながら、自分の病を治すこともできなかった。
ところが、薬も頼れない、特に栄養の補給もできない絶対的境地の山で、
座って考える毎日が繰り返されているうちに、
肉体は自然によい方向へ変化していることに気づいたのである。
結局、自分の心の態度が、今までの消極から積極に振り返られただけで、
このようになったのだと、
当時の無学な人間であっても、何となく感じられたのである。
宇宙の一切を支配する不思議なエネルギーを全生命に分配するのは、
神経が行っており、神経は肉体の中にあるが、
心から受ける影響が絶対的であるとわかってきたのである。
天風は、ヒマラヤの山の中で悟った「心の内」を語っています。
(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)
ではでは
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