14 第二章 人生を支配する法則 その5
“運命を拓く 天風瞑想録” の学び
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
中村天風をご存知でしょうか。
名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。
この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。
「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。
運命を拓く 瞑想録
14 第二章 人生を支配する法則 その5
先生からの大事な質問
インドの山の中へ行ってはじめて、先生から質問をされた。
「お前はこの世に何をしにきたか知っているか」
「わかってはいますが、言葉ではいえません。」
「私が今まで考えていたより、お前は馬鹿なんだな。
それにしても、ここに来てよかったね。
もし来なければ、そのまま病と取り組んで、
病と組打ちしてそのままこの世を終わるだけだ」
しかし、
自分は今まで万物の霊長たるありがたい思いをしたことは一度もない。
いつも人生に味わうのは不幸な面ばかり。
「万物の霊長どころか、人間というものは、この世にさいなまれ、
苦しみにきたのではないか」
と思ったのです。
だから、平気な顔をしてそのように答えたところ、
ひと月ほど首の廻らないぐらい張り倒されたのである。
禅の問答と同じように、答えが違うと、だまってなぐるのである。
魂の夜明け
考えて、考えて、考えつくまで半年かかった。
人間それ自身の存在だけを考えると、いかにも哀れな
不幸なものに感ずることもあるが、
宇宙の根本主体の持つ幽玄微妙な働きと、
人間の生命との関係を考えると、これは大変な見当違いから
生み出された間違いだと気づいたのである。
「質問の答えを持ってきました。
人間は、宇宙の進化と向上に順応するために
生まれてきたんだと思います」
すると先生がニコッと笑って、
「うん、よく出来た」
このときは嬉しかった。
自分は一人でいるのではない
自分というものは、常に宇宙霊というものに包まれていて、
しかも宇宙霊は、全智全能の力をもっている。
それと結びついている生命を自分が持っているのである。
つまり、自己というものを無限大に考えてよい。
自分は造られたのだという事実を、
断固として信念しなければいけないのである。
人生を支配する法則
人生をあまり難しく考えない方が良い。
人間それ自体の生命存在を、思索の中心において考えれば、
大きな的外れをしないですむはずである。
宇宙から造られた自分の心を、
「断然消極的にしない覚悟」を堅持しなければならない。
人間の心のあり方が、結局人生を支配する法則の根本である。
思考作用の誦句(しょうく)
あなたの中にある、緩もうとする心、乱れようとする心を
しっかり押さえつけてくれる暗示の誦句を与える。
先生がサンスクリット語を英語にてくれたものを、
苦心して日本語に作り直した誦句である。
我は今、宇宙霊のなかにいる。
我はまた、霊智の力とともにいる。
そもそも宇宙霊なるものこそは、万物の一切を
より良く作り更(か)えることに、常に公平なる態度を採る。
そして、人間の正しい心、勇気ある心、明るい心、
朗らかな心という積極的の心持ちで思考した事柄にのみ、
その建設的なる全能の力を注ぎかける。
しかしこうして、かくのごとくにして
その力を受け入れしものこそは、
またまさしく力そのものになりえるのである。
自分は一人でいるのではない。宇宙霊がいつもそばにいるのである。
(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)
ではでは
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