15 第三章 潜在意識とその性能 その1


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。




運命を拓く 瞑想録
15 第三章 潜在意識とその性能 その1


人間生命と宇宙生命の関係

人間の生命と宇宙生命とは、いかなる関係を有しているのか。
それは「ひとすじの流れの中にある」のである。

最近の精神科学や実験心理学の研究で、人間の心をもつ性能や
本質の様子はかなり奥深くまでわかってきて、特に人生というものを
正しく研究しようとする者には、相当価値のある豊富な発見と
参考とを提供している。


人間の二つの意識

人間の心といういうものは、二つの異なる作用を行う意識の領域がある。
それは、「潜在意識」と「実在意識」である。

この二つの意識は名目の上からは別々のもののように考えられても、
実は別個のものではなく、一個の精神を元としてただその働きの上で
二つに分かれているものなのである。

実在意識は、形と感覚の世界に、人間を不自由なく生活させるために
働いているもので、しかも、この意識は常にその周囲の事物と
接触することによって、間断なく切々として発達しているのである。

実在意識は生まれ出でたその瞬間から少しの休みなく発達し始めている。


実在意識から潜在意識へ

次に知っておくべき大事なことは、実在意識が直接に行った動作は、
そのいかなることも問わず、それを数多く繰り返していると、
いつかその動作が、今度は潜在意識の支配で行われるようになる。

だから習慣的動作というものは、自分の潜在意識に働かされて
なすところの行いなのである。


潜在意識は肉体の建設者

心臓の鼓動、肺臓の伸縮運動、胃腸の消化作用などは、
いずれもみな潜在意識の働きによって行われている。

なお特に潜在意識について記憶すべき重大なる真理は、
潜在意識こそは、肉体の建設者で、また広い意味においての
人生の建設者であるということである。

いい換えると、創造の働きを司る心であるということである。

潜在意識の支配の下に生み出された細胞の結合した、いわゆる
細胞の集積した肉で作られているために、日々刻刻、修繕され、
補給され、そのためにすり減ることがない。


我々は日々よみがえる

このような不思議な働きは、寝ても、覚めても、間断なく
我々の生命の中において行われているのである。

だが、この不思議な働きを、実在意識なるものは全然意識しない。
無数の新しい細胞は、常に潜在意識の支配で生み出されている。

それゆえに、真理の上から形容すれば、
「日々我々は新しく生まれいで、朝ごとに甦(よみがえ)っている」
といってよいのである。





今日の話は、実在意識から潜在意識の流れを知る、いい機会ですね。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



Office Kiyoshi 山岡希吉(やまおかきよし)


SMILE方式であなただけのビジネス・ストーリーをつくってみませんか。
ご相談はお気軽に!
soudan@office-kiyoshi.com


あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。