19 第四章 言葉と人生 その2


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。




運命を拓く 瞑想録
19 第四章 言葉と人生 その2


尊敬を感じるような言葉を使いなさい

人は、自分のことを知らないで、馬鹿馬鹿しいことを平気でやっている。
悪いと考えないでさかんにおしゃべりしていると、自分だけでなく、
それを聞いている人の生命にまでよくない影響を与えてしまう。

人間の精神生命の中には、暗示の感受習性というものがある。
この習性はものの声に応じたように感じると、同時に潜在意識に対して、
その通りの状態が働き出すのである。

気高い言葉、神聖な言葉、言い換えれば、積極的な言葉を表現した場合には、
生命の一切が極めて状態のよい事実になって現われてくる。

けれども、万が一、消極的な、怒り、悲しみ、悶え、迷い、
そして悩みが遠慮なく口から出される場合には、
もう恐ろしい結果を神経系統の生活機能に与えてしまうのである。


人生哲学の第一原則

真剣に考えよう! 実際人間が日々便利に使っている「言葉」ほど、
実在意識の態度を決定する上に、直接に強烈な感化力をもつものはない。

このことを完全に理解し、かつこれを応用して活きる人は、
もはや立派に人生哲学の第一原則を会得した人だといえる。


人生を勝利に導く最良の武器

人生というものは、「言葉」で哲学化され、科学化される。
すなわち「言葉」は人生を左右する力があるからである。

この自覚こそ、人生を勝利に導く最良の武器である。

われらは、この尊い人生の武器を巧みに運用して応用して、
自己の運命や健康を守る戦いに颯爽として、輝かしい希望に満ちた
旗を翻しつつ、勇敢に人生の難路を押し進んでいかねばならない。

いかなるときにも、積極的な言葉を使うように心がければ、
期せずして健康も運命も完全になる。


日比谷平左衛門

横浜のポテ振り(荷物運び)から5億円(今の5千億円以上)
を作った有名な働き手の話。

インドから綿花を仕入れた船が上海で船火事を起こし、綿花が丸焼けになった。
その火災に夜損失額が2億円(今の2千億円以上)で、もう一文無しになった。

私が、「とんだことが起きましたなあ」といったところが、

「いやーハッハッハッ、また儲けさせてもらう大きな動機ができましたよ」
という。

「えっ」といって、「承れば二億からの損害だそうで」

「いや、私はそれを損害だとは思っていません。二億の元金を拵えないで、
神がそれを拵えてくれて、今度はその倍数がまた戻ってくると思うと
大きな楽しみです」といった。やっぱり偉い人間はさすがだなあと思った。

たいして学問もないポテ振りから成りあがった人だがね、
そういう大変なことに遭ってもビクともしない。

ところがどうだ、今の実業家を見てみなさい。
僅かの不渡りで「もう駄目だ」と言ってしまう。
欲の皮だけ突っ張っていて、心にちっとも信念というものがないからである。





中村天風まで唸らせてしまう、昔の偉人は桁外れです。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。