21 第四章 言葉と人生 その4


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。




運命を拓く 瞑想録
21 第四章 言葉と人生 その4


ただ一つの氣

人間は絶えず何事かを心で思っている。
そしてその思考はどうして生まれるのか。

をれは万物の根元である「ただ一つの氣」が、人間の心の中に入って
「観念」となり、その観念が「思考」となるのである。

そしてその思考が、一方において行動となって現われ、
一方において言葉となって現われる。

これが、人間のみが造物主から与えられた恩恵であり、
他の動物にはないのである。


言葉の精神の態度

言葉の精神の態度が、我々の生命に、直接的な影響を与える
ということを考えたならば、言葉には人生を善くも悪くもする力がある。

創造の力というものが、厳として存在しているのである。

だから言葉は、人生を左右する力のある哲学であり、
科学であるということがいえる。

結論が積極的断定で終わるように常に気をつけねばならない。


鋭敏な耳を持つ宇宙霊

我々がたった一人でいるときでも我々の背後には万物の造り主、
万物の親である、宇宙霊という限りなき英知を持ったものが控えている。

そして、またその宇宙霊が、感覚鋭い耳を持っているのだ。
いいか! 鋭敏な耳を持っているのだ。宇宙霊は!


悪魔の加勢をしてはいけない

いやしくも人を傷つける言葉、勇気を挫くような言葉、あるいは
人を失望させるような言葉、憎しみ、悲しみ、嫉みの言葉を遠慮なく
言っている人間は、悪魔の加勢をしているようなものだ!


隗(かい)より始めよ

何遍もいうように、人々の心に勇気を当てる言葉、喜びを与える言葉、
何とも言えず、人生を朗らかに感じるような言葉を、お互いに話し合うようにしよう。

だから、隗より始めよ。諸君がそうならなければならない。


言葉の誦句

さあ! 言葉の誦句を与えよう。自分の人生を建設せんとする意気込みが、
やがて世界中の人間の人生を建設することになるのだ。

私は今後かりそめにも、我が舌に悪を語らせまい。

否、一々我が言葉に注意しよう。

同時に今後私は、もはや自分の境遇や仕事を、消極的な言語や、
悲観的な言語で、批判するような言語で、批判するような言葉は使うまい。

終始、楽観と歓喜と、輝く希望と溌剌(はつらつ)たる勇気と、
平和に満ちた言葉でのみ活きよう。

そして、宇宙霊の有する無限の力を我が生命に受け入れて、
その無限の力で自分の人生を建設しよう。





「言葉」も、「ことば」も、「コトバ」もみんな重要だと思います。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。