26 第六章 人生と運命 その2


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。




運命を拓く 瞑想録
26 第六章 人生と運命 その2


良い運命の主人

何を措(お)いてもまず、心を積極的にすることに注意深くし、
始終自分の心を監督して行かなければならない。

そして、宿命統制にもう一つ必要なことがある。
それは常に心の中に感謝と歓喜の感情を、もたらせるよう
心がけることである。


感謝と喜びの習慣

感謝と喜びで人生を考えるよう習慣づけよう。
この心がけがすこぶる効果があるということがかわるなら、
宿命統制ということが、さほど困難でないと悟れることと思う。

この真理こそ絶対である。
宇宙霊の心は、絶対積極であり、真と善と美のみである。

感謝と歓喜に満ちた善き言葉と行為は、人生の花園に
善き幸福という実を結ぶ種子である。


美しい純粋な感情から結果がくる

感謝と歓喜の感情の心持で活きれば、大した努力も要せずに
その生命によい調和が与えられ、環境も運命も、期せずして
良くなるに決まっている。

逆に、卑劣な気持ち、弱い心持、憎み、嫉み、悔やみの気持ちや、
また怒り、悲しみ、恐れ、という心持や言葉は、
その人々の血液に毒素を生じ、生理的な不調和をきたす。


病は心の態度の警戒警報

すべてのことを喜び、すべてのことを感謝していくことである。
極論すれば、病になっても、不運になっても、感謝しなさい
ということだ。

宗教的に言えば神仏が、
哲学的に言えば宇宙霊が、いわゆる大自然が、
諸君を活かしてやりたいと思うからこそ、病をくださるのだ。

「消極的で、のべつ人生を、不安な心の持ち方で活きていると、
それ、そんな具合に、肉体に故障が起こる。

心を切り替えて、その人生に対する心の態度を改めろ」
という警戒警報をくだされているのが、病だと思ったらどうか。


おお! 世界一の幸福者よ!

私がインドに行った時は、まだ、熱が八度五分くらいあって、
喀血し、毎朝毎朝、起きるのが物憂い。

ある朝、「おはようございます」とインドの先生に挨拶すると、

“Hello! Happiest you are in the world.”  
「おお!世界一の幸福者よ!」という。

私は腹がたったので、
「あなたは、私を冷やかしているですか」といった。
すると、

「そうじゃない。俺は本当のことをいいているのだ。
頭が痛くても、熱があっても生きているじゃないか。

そして生きていればこそ、こういう所へ来て、
お前の心がだんだん明るくなり、お前の活き方に対する、
すべての欠点が解ってくるじゃないか。

なぜ感謝しないのだ。
たとえどんな病があろうと生きているということは
何とありがたいことじゃないか」

と言われた時、ああ本当にそうであったなあ。
今までは、なんと、罰当たりな自分だったな、
とつくづく思った。





すべてのものに、ポジティプな点を見つけて、
そこにフォーカスして、感謝することなんだと思います。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。