28 第六章 人生と運命 その4


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。




運命を拓く 瞑想録
28 第六章 人生と運命 その4


ニコニコ笑って行こう

男も女もニコニコ微笑みを顔にたたえよう。
大山鳴動し来るとも、ニッコリ笑って
いられるような人間が欲しい。

それくらいの強い心を持ちなさい。

必ずそういう人間が出ることを確信している。
一生は、何百年生きてたとしても、二度とは来ない。

つらいことがあっても、自分の心で決める評価なんだから、
「ああ嬉しい! こうして生きていられる!」
と思ったら、ニコニコして暮らしていけるじゃないか。


インドの先生の説教

「痛いといって、病が治るかい。つらいといって、
つらさがなくなるかい」と私はインドの先生から言われた。

「ああ今日は熱があると言って熱が下がったかい」

「なるほどそうだ」と思って入ると、

「それを、自分が人に知らせて歩いて、
人までそんな気持ちにさせて、いい気持なのか」
といわれた。

なるほど、よく考えてみれば、子供でも知っていることを、
大人になった私は分からなかったのであった。

「自分の気持ちを、自分自身で、もっと
にこやかにしたらどうだい」といわれたのだ。

本当に、自分の気持ちの持ち方なんです。


潜在意識の連鎖反応

毎晩の観念要素の更改は真剣にやりなさい。

そうすると、潜在意識の中の観念要素は、無条件に同化し
暗示感受習性が働いて、連鎖反応を起こしてくるはずだ。

ちょうど筆を洗った真っ黒なコップの水が、
水道の蛇口のところに置いておくと、

ポタリポタリと水が落ちて、一晩の内に綺麗になるだろう。
あれと同じだ。


為せば成る

安定打座法や、プラナヤマ法(活力を吸収する方法)
を折にふれ時にふれ、実行しなさい。

為せばなる 為さねば成らぬ何事も
成らぬは おのが 為さぬためなり

やらなければ、出来やしない。

自分で肉体を鍛えていって、心をしょっちゅう
綺麗にする、このことを忘れないように心がけ、
実行しよう。

運命の誦句を与える!


運命の誦句

およそ宇宙の神霊は、人間の感謝と歓喜という感情で、
その通路を開かれると同時に、人の生命の上に
迸(ほとばし)り、出でようと待ち構えている。

考えてみよう。

これを宗教の方でいえば、
「神や仏は、人間が本当に現在を、あるがままに、
感謝して活きている人間には、限りなきお恵みを与えたまう」
ということだ。


だから、平素できるだけ何事に対しても、
感謝と歓喜の感情をより多く持てば、宇宙霊の与え給う
最高のものを受け取ることが出来るのである。


これは、あらゆるすべての宗教も、同じ主張をもって
いるのである。

否、宗教がもっているんじゃない。

宇宙審理がそうなんだから、宗教がそういうふうに
いっているのだ。

かるがゆえに、どんなことがあっても、
私は喜びだ、感謝だ、笑いだ、雀躍(こおどり)だと、
勇ましく撥溂(はつらつ)と人生の一切に勇往邁進しよう。

聞いていても、うずうずして来るはずだ。
この文字のとおりにすればいい。

それを毎晩の観念要素の更改のときに、
そういう気持ちになったらいいのだ。





運命の誦句の話は、次回も続きがあります。





(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。