3-④-I 「成功」を妨げるブレーキをはずせ
“7つの習慣” の学び直し
3 公的成功 ④ 第六の習慣 相乗効果を発揮する I 「成功」を妨げるブレーキをはずせ
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
「7つの習慣」を読んだことはあるでしょうか。
いろいろなところで取り上げられ、多くの人が解説していますが、
私も過去に読んだキリでそれから何年も経ち、世の中の状況は変わっています。
変わらない真実と、また新たな発見があるかもしれないと思い、
コヴィー博士のことばを自分なりにピックアップして、もう一度勉強していきたいと思います。
少しでも、ご参考になれば幸いです!
3 公的成功
④ 第六の習慣 相乗効果を発揮する
I 「成功」を妨げるブレーキをはずせ
場の分析
相互依存状態においては、成長と変化を妨げる抑止力に対抗するために、
相乗効果は特に強い武器になる。
社会学者のカート・レビンが場の分析というモデルを説明している。
このモデルによると、現在得られている結果は、上向きの成長を促す駆動力と、
それを妨げる下向きの抑止力の均衡であるという。
「駆動力」は、正の、合理的、論理的、意識的、経済的なものとされる。
「抑止力」は、負の、感情的、非論理的、無意識的、社会的あるいは心理的なものである。
駆動力 VS 抑止力
駆動力を増加させると、短期的には欲しい結果が生まれるかもしれない、
そこに抑止が残る限り、改善していくことが徐々に難しくなっていく。
強く押せば押すほど、バネは跳ね返ってくるからだ。
土地開発業者と銀行の問題への取り組み
ある早朝、慌てふためいた土地開発業者から、助けを求める電話を受けた。
元金や利息の返債が間に合わないために、銀行が差し押さえに乗り出したが、
彼はそれを阻止するために逆提訴を起こしていた。
開発を完成させる上で、彼は追加融資を必要としていたが、
銀行側は残債の返済を受けるまでは追加の融資を受け付けないという、
ニワトリが先か、タマゴが先かという言う問題に発展していた。
問題を争っている間、プロジェクトは停滞し、道路は雑草が生え、
家屋の購入者からは、土地の値段が下落したとクレームが続出していた。
私は開発業者に、銀行と話し合うように提案した。
打つ手がなくなった開発業者はしぶしぶ提案に合意した。
銀行側もしぶしぶの態度であったが、とりあえず話し合いの場を設けることに合意した。
話し合いは当初、緊張感と不信感で、銀行側の弁護士が役員に何も言うなと指示し、
弁護士のみが発言するという態度で臨んでいた。
銀行側の変化
最初の1時間半、私は全員に第四、第五、第六の習慣を教えた。
私は、事前の話し合いで知り得た銀行側の立場や心配事を、
黒板の半分に書き記し、そこでWin-Winの意向を伝えた。
相手をまず理解しようとする姿勢を示すと、彼らは徐々に口を開き始めた。
驚いたことに、銀行員は個人的な不安や心配要因まで打ち明け始めた。
「この部屋を出ると、頭取からお金を回収できたかと訊かれる。どう答えればいいか」
しばらくすると、銀行の役員たちの防衛的で形式ばった態度は、消えていったのである。
次に、私は開発業者の立場や言葉を黒板の隣り半分に書き留めた。
すると相互理解が深まり、初期のコミュニケーションの欠如が招いた誤解だったと、
全員理解し始めた。
開発業者がある案を提案したところで、その案を歓迎することとなった。
Win-Winの第一歩となったのだ。
その後も様々な問題が発生したものの、法廷での争いは回避し、
その土地開発のプロジェクトは成功を収めた。
抑止力の溶かし方
あなたが相乗効果を発揮することで、安心して話せる雰囲気を醸し出すことができる。
第四の習慣の態度、第五の習慣のスキル、そして第六の習慣のエネルギーによって、
氷が溶けるように、直面している問題の抑止力は徐々に消え失せていくだろう。
コミュニケーションが欠如している中で、弁護士を雇うと、
お互いのコミュニケーションがますます悪化し、
問題を悪化させることがあるとのことです。
(参照文献 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)
ではでは
Office Kiyoshi 山岡希吉(やまおかきよし)
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