31 第七章 人間の生命の本来の面目 その2

“運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。





運命を拓く 瞑想録
31 第七章 人間の生命の本来の面目 その2


自分の分を知るということ

おおむね多くの人々は、知っていなければならないことがある。
それは、自己認証、つまり自分の分を知ることだ。

諸君は、自分の分が十あるのに、四くらいしか知らない。

そして、四くらいしか使えない能力でもって、
十のものを持ち上げようとするからいけない。

自分の分を忘れた希望や、念願というものは、
結局、満たされないものが多いのである。


欲望とは

自分の生命に貫禄や力量を度外視した度外れな考え方、
これを欲望というのである。

意欲の中でも、低級で自己本位な欲望である。


自己向上

自己の向上を正しく念願しないで、仕事なり、運命なりを
向上させようとすることは、力足らずなのである。

十貫目持ち上げる力しかだせないくせに、
十五貫目の持ち上げようとしているのと同様である。

十五貫目のものを持ち上げたかったら、
それだけの力をつけなくてはならない。


齢なんか関係ない

年によって、創造意欲というものを上げたり下げたり
することはない。

人間、時が来れば、一度は死ぬけれども、しかし、
生きている間は死んでないのだから、生きていられれば、
齢なんか関係ないではないか。

諸君は、少年のとき、壮年のとき、老年のとき、
どれも同じ人間のはずじゃないか。

ただ変わったと思うのは、心の中の知恵分別や、体の発達の状態、
あるいは身分などで、人間そのものは、変わりないはずである。

変わりのない人間であったら、ますます研ぎ上げたらどうだ!


造物主への義務

つまり、活きている間に、一日一刻といえども、
完全に活きることが、この貴重なる生命を与えてくれた
造物主への正当な義務である。

いくつになっても、いかなる場合も、自己向上を怠らないように
すること、これが自分の生命の本来の理想的な活き方なのだ。


人並み以上の若さ

自己向上を怠らないようにすると、いつまでも年老いても、
極めて壮健で元気よく、人並み以上の若さと溌溂(はつらつ)さに
満たされ、その生命というものは、活躍してくれるのである。


我々の生命は、創造的

諸君は、知らないことを一所懸命復習していれば、
だんだんわかってくるようになる。

そしてわかってくれば、どんどんと、熟練してくじゃないか。
それは、伸びよう伸びようとする自然傾向があるからである。

一方、自己向上意欲の薄くなった人は、どうしても老衰を早める。

どんな時代が来ようと、どんなに齢をとろうと、
我々は進化向上の自然法則の中で活きている。





齢を重ねても、立ち止まらず、進化向上していきましょう。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)



ではでは



Office Kiyoshi 山岡希吉(やまおかきよし)
SMILE方式であなただけのビジネス・ストーリーをつくってみませんか。

ご相談はお気軽に!

soudan@office-kiyoshi.com


あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。