34 第八章 人生の羅針盤 その1

“運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に
考えてみませんか。





運命を拓く 瞑想録
34 第八章 人生の羅針盤 その1


宇宙真理を説く目的

今日は、人間の心の力を、絶対的な強さにするに
必要な根本要素ともなるべき、極めて重要な事柄に
ついて悟ることにする。

人生建設に必要な宇宙真理を説いているのは、
諸君の迷いを覚まして、悟りを開かせ、真理に
順応して活きる人間を創るためである。

また本当に諸君を、万物の霊長たる資格を持つ
人間にしたいからである。

そして人生を本当に有意義に、幸福に活きられる
人にしてあげたいのが目的である。


心の中の悪い観念

人はお互いの心の中に、自分でも愛想が尽きる
ような、随分と悪い思想や、悪い観念が、
はびこっていることだろう。

やたら悲しんだり、怒ったり、恐れたりという、
ともすれば心の光を暗くするような消極的な
観念が、自分でも困るくらい発生する。

理解と自覚は違う

人世の真理を、悟ったというのではなくて、ただ
理解したというだけの人が多くはないだろうか。

理解と自覚とは全く違う。

どうも多くの人々は、理解したということだけで、
感謝したり、あるいは非常に大きな法悦と感じたり
するような、馬鹿馬鹿しいことを、大変価値のある
ように考えている。

自覚というのは、結局、その雑念妄念を払い除けて、
自分の知識の中に受け収めたものでなければならない。

そうすれば、病が起ころうと、どんな運命に
見舞われようと、決して自分の心の強さというもの
を弱める気づかいはない。

正しい自覚を持っている人間は、心の態度が立派に
積極的になっているので、病やひどい運命にも、
巧みにその心の中で挽回してしまうのである。


魔の手を防ぐ楯

たいていの人は、やたらと、怒り、悲しみ、恐れ、
憎み、嫉み、悶え、迷い、苦しんでいるのである。

ひとたび人生真理に目覚めれば、兇悪な、不必要な
心持は現在より遥かに数を少なくしてしまうのである。

だから、まことに人生真理の自覚ということは、
人生を破壊する魔の手を防ぐ、くろがねの楯の
ようなものである。

人世を悟るということは、宇宙霊の無限の力を、
生命の中に受け入れるものを用意したことになる。


油断も隙もない人生

私も人生問題を、全然考えなかった愚かな人間の
一人であった。

しかし、幸いにも、自分を甦らせる真理を自覚した
おかげで今日があるわけである。

人間の生命に、どんな嵐がいつなんどき吹いて
来ないともかぎらないというのが人生である。

ノーアクシデントが人生の全部なら、今まで通り、
金だ、慾だ、食い物だ、着物だ、色だ、恋だ、
遊びだ、戯れだといって過ごせば、
それで人生というものが、万事OKだ。

しかし、油断も隙もないというのが、文字通り
人生の本当の面目である。

考えてみればそら恐ろしい人生だ。

だからこそ、我々は何を措いても、正しい人生に
絡まる真理だけは、自覚して、活きねばならない
のである。





「人世を悟るということは、宇宙霊の無限の力を、
生命の中に受け入れるものを用意したことになる。」
一緒に頑張りましょう!




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)



ではでは



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あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。