4  序章-その1 朝旦偈辞(ちょうたんげじ)


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。





運命を拓く 瞑想録
4  序章-その1 朝旦偈辞(ちょうたんげじ)



一番先に知らなければならないこと

人としてこの世に生まれ、万物の霊長たる人間として人生を生きるために、
第一に知らねばならぬことは、人間の “いのち” に、
生まれながらに与えられた、生きる力に対する法則である。

自分の命の中に与えられた、力の法則というものを、正しく理解して人生に活きる人は、
限りない強さと、歓喜と、沈着と、平和とを、
つくろうと思わなくても出来上がるようになっているのである。


哲学的思考に馴れていない

哲学という言葉の意味は、たいていの人が本当に理解していないようである。
哲学は、現象を遡りその原因を探求する学問である。

そこで、あなたがたが、第一に知っていなければならないこと、
それは、この宇宙という言うものは人間が作ったものではない、ということであり、
同時に、我々人間ならびにすべての生物は、
宇宙ができてから後に宇宙が創ったのではないということである。


宗教の唯心論と汎神論

唯心論というのは、初めに神がいて、神がこの宇宙を作ったのだということである。
汎神論は、宇宙が出来てから、その中に神が表われたのだということである。

いずれも、神を相手に考えようとする考え方であるが、
あと二千年もすれば、宗教は地上から姿を消してしまうでしょう。

純粋哲学の立場から観察すると、この宇宙というものは、形ある宇宙以前に、
すでに形のない宇宙が在った、という心理の探求というものが、行わなければならないのだ。


形のない宇宙とは

この宇宙の中に、我々が感覚できるいろいろな森羅万象がある。
この森羅万象も、一番初めは一体、何からできたんでしょう。

哲学では、 ”根本的本源実在“ つまり、“氣” であると言っており、
科学では、これを、ごく微粒子的なものとして、”エーテル“ と名付けている。

中国では “霊氣” と呼び、宋代の儒教哲学では、“先天の一気”と言っている。
そして電気、磁気、その他の火気、水蒸気を “後天の気” といっている。

日本の儒学者は “正気”と言っている。

いずれにしても、このただ一つのエネルギーを生み出す元が、宇宙をつくり出したのである。
哲学的な論理からいくと、そのエネルギーを生み出す元が、
今あるような宇宙の鋳型をなしていたのだと、いうことが考えられるのである。





朝旦偈辞(ちょうたんげじ)という、聞いたこともない単語がでてきましたが、後々で分かってくると思います。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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