43 第九章 第一義的な活き方 その6

“運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
43 第九章 第一義的な活き方 その6


大きな光明を点じてくれる

全人類からみれば人数は少ないけれど、
天風会員、五十年間に教えた会員は少なくとも
百万を超えている。

濁り水の中に、僅かな明礬(みょうばん)を
入れると、パーっと清くなるのと同じで、
そういう人間が、必ずや、世の中に、
大きな光明を点じると、私は確信している!



座右箴言


私はもはや何事をも怖れまい。

それはこの世界ならびに人生には、
いつも完全ということ以外に、
不完全というもののないよう
宇宙真理が出来ているからである


これを、第一に、真剣に考えなさい。

私は、六十年前に欠点をゼロにという、
ZD(ゼロ・ディフェクト)を言っている。

人間は、誰でも、完全に出来るようにできて
いるんだから、「自己認証せよ」ということを
唱えている。

この世界、ならびに人生には、
不完全なるもののないよう宇宙真理が出来て、
人間にその資格が与えられているのだ。


否、この真理を正しく信念して努力するならば、
必ずや何事といえども成就する。


成就するように出来ているんだ。
正しい道を歩んで行けば、必ずや目的地に達する。

私は、もう、四面楚歌のごとく、
有名人から言われた。

「この仕事をすることは、先々見込みがないから
お止めなさい」

「せっかく、銀行の頭取をして、順風満帆の
運命にいながら、何を好んで、この身分を
捨てるのですか」

はたの人からは、宿なしになるだろう、
乞食になるだろうと思われるようなことを、
喜んでやり出した。

しかし、自分では、俺は必ず成し遂げてみせる
という自信があったからだ。

今日あるのは、焼きおむすびを腰にして、
雨が降ろうと、風が吹こうと、
大道講演していたときから、五十年の間、
結局、完全、完全ということを
この世の中に広めてきたおかげである。


だから今日からはいかなることがあっても、
また、いかなることに対しても、

かりにも消極的な否定的な言動を
夢にも口にするまい、また行うまい。

そしていつも積極的で肯定的な態度を
崩さぬよう努力しよう。

同時に、常に心をして思考せしむることは、
”人の強さ“ と 

”真“ と ”善“ と ”美“ のみ
であるよう心がけよう。


わたしはねえ、どうやらこうやら、
こういう気持ちで活きられるようになったんで、
今日をいたしている。

したがって私は、自分の強さを知っている。

これだけの尊い仕事をしている私が、
病なんかで、無暗矢鱈(むやみやたら)と
ひっくりかえるものか、と思っている。

そして私の心には、どんな場合にも、
“真” “善” “美” 以外のものは、
考えないようにしている。


たとえ身に病があっても、心まで病(や)ますまい。

たとえ運命に非なるものがあっても、
心まで悩ますまい。


古い会員の中にも、ちょっとでも病に罹ると、
狼狽(うろた)え、騒いでしまって、
もう心どころか、生命の全体を病ましてしまう
者がいる。

わかりきったことを教えているんだけれども、
わかり過ぎて、忘れてしまうんだ。


否、一切の苦しみをも、なお楽しみとなすの
強さを心にもたせよう。


苦しいときでも、楽しいときを思いなさい。


宇宙霊と直接結ぶものは心である以上、
その結び目は断然汚すまいことを、
自分自身に約束しよう。


およそ、世の中で、約束を破ることは、
罪悪であるけれども、
他人との約束を破ることよりも、
自分自身への約束を破るくらい、大きな罪はない。

なぜならば、自分自身への約束は、
天と約束したことになるから・・・・。





真・善・美 を自分自身に約束し、強く 
なりたいと思います。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



Office Kiyoshi 山岡希吉(やまおかきよし)

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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。