51 第十二章 理想と想像 その3

運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
51 第十二章 理想と想像 その3


我というものは宇宙本体と常に一体

我々は、孤独ではない。宇宙と一体である。
いい換えると、見えざる“力”との結合を決して
忘れてはいけない。

川が流れるのは水源があるためだ。
水源のない川はありえない。

我々の存在は、我々の命の持つ源がこれを
保っている。その源が宇宙本体である。

その宇宙本体と常に結ばれている自己を、
明瞭に意識して活きるのと活きないのとでは、
結果においてどれだけ大きな差が出来るか
わからない。


想像というものは人類進歩の源泉

人間の心の中の思い方、考え方、組み立て方
という“想像”が、やがては“理想”という
立派なものを、心の中に形造るということが
真理なのだ。


想像作用

心理学では、「想像というのは、過去および
現在の人生経験と、全観察とを土台として、
それを組織的に、合理化して考えるという
考え方である」と定義している。

我々の心の思いや考えの中に、現在の事実を
中心として、それを、いろいろと心の中で
脚色し、あるいは敷衍し、または現在、
自己の人生に全然存在していない事実をも、
いろいろと、広く大きく思い考える。

これを“想像”という。


ゲーテの言葉

「想像の分量が豊富なときに書いたものは、
期せずして、人の心を動かす力がある。
そして、そういうものを、世間の人は、
名篇とか傑作とかいう。」

「だから文豪とは、想像力を他の人よりも
豊富にもつ人のことである」とゲーテは
いっている。


第二義的なものであってはいけない

多くの人々が心の中で思ったり、考えたりする
ことは、散漫で、放蕩だ。

自分の欲念を自己本位として拡大している。

健康に関する想像のごときも、ただ単に体を
丈夫にして、自由な肉体的享楽を、
欲しいままにしようという第二義的なもので
あってはいけない。


常に気高い内容の“想像”

第二義以下の想像は、正しい人生という
ものをもたらさない。

健康に対しても、人生事業に対しても、
常に気高い内容でもって、はっきりと
描かれなければいけない。

どんな場合にも、自分の魂を汚さない、
最高、最善のものを自分に、正確に、
保持しなければならない。


人生になくてよいもの

かりそめにも、怒りや、悲しみや、恐れが、
その中に入ってはいけない。

憎しみ、嫉み、貪欲、不正、心配、病、
煩悶、苦労、こういった人生になくてよい
ものの中に入ってはいけない。



宇宙本来の意図

人類の生命本来の作用は、絶え間なく、
永遠に、伸びよう、広がろう、向上しようと
するように作られているのである。

これが、厳として、動かすべからざる
宇宙法則なのだ。





“想像”に必要なのは、いかにポジティブな
ものだけに集中して、正確に、適当に使うこと
じゃないかと思います。



(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。