44 第十章 恐怖への戒め その1
“運命を拓く 天風瞑想録” の学び
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
中村天風をご存知でしょうか。
名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。
この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。
「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。
運命を拓く 瞑想録
44 第十章 恐怖への戒め その1
人生での一番の戒め
今日は、人生、人として活きていくときに、
何を措いても、一番戒めなければならない
重大なことを悟ることにしよう。
ではいったい何を戒めなければならないか。
それは“恐怖”ということである。
恐怖すればするほど、価値のない結果が
人生に来てしまう。
観念が「すがた」に変わる
宇宙霊という生ける大きな生命は、常に我々
人間の心で思ったり、考えたりする事柄の中で、
観念が集中し、咄嗟にそれを現実「すがた」に
表現しようとする自然作用があるのである。
“鋳型”が用意される
「おっかないなあ」と思った、
終生忘れないような観念が集中されると、
それが宇宙霊の力を受け入れる
“鋳型”が用意されたことになる。
そのとき出来上がっている“鋳型”というものが、
良かろうと、悪かろうと、
極めて確実な“すがた”が現実化するのである。
良い影響と悪い影響
感情というものは、その種類が、
いかなるものであろうと、我々の肉体や、
人格に影響せずにはいられないように
出来ているのである。
常に感謝と歓喜という積極的な感情を
持っていれば、
肉体や人格に非常に良い影響を与える。
反対に、怒ったり、恐れたり悲しんだりする、
消極的な感情や情念は、実に悪い影響を持ってくる。
大変な大きな間違い
回復のはかばかしくない病人や、
不幸の人をジッと見ていると、
考えている事柄が、すべて消極的である。
人間は、自覚がなく、右見ても、左見ても、
自分と同じような人間がいて、
それが人間の本当の“すがた”で、
「俺は他の人間と同じ心持で活きているんだ」と
思うところに大変な大きな間違いがあるのである。
因果律の良い法則
神経過敏な人などは、何事に対しても、
恐怖的な気持ちで、落ち着かず、
少しも安心していない。
そういう人には、因果律の法則は、
不健康や、不運命を、
最も“苦い”形で作り上げてしまう。
反対に、一切の雑念妄念を統制し、
神経過敏でなく、自分の人生を積極的に
断定して活きる人がいる。
その人は、健康を損じた時でも、
不運に直面しても、
心の中に恐怖で考えない。
だから、こうした心持をもっている人には、
いつも、より良い事柄が、
現実に“すがた”を現わしてくれるのが
因果律の法則である。
事実は証明してくれる
だから、論より証拠、一切の事実が
それを確実に証明してくれるから、
諸君が、まずそういう心がけで、
やってみることだ。
はい。
自分の人生を積極的に断定して、
活きていこうと思います。
(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)
ではでは
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あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。