47 第十一章 勇気と不幸福撃退 その2

運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
47 第十一章 勇気と不幸福撃退 その2


他人に影響されてはいけない

他人の言葉や行為にまで、自分の心が影響され、
あるいは同情して、自分まで不愉快になったり、
悲観して不機嫌になってしまう馬鹿者がいる。

“同情”という気分は尊いが、自分というものを
これを同様の消極的な気分にして、
自分の生命まで腐らすような、
いささかの義務も責任もないはず。



悲観してしまう原因

原因は何と、極めて簡単なところにあるのだ。
結論的にずばり言えば
 “勇気” がないからなのだ。

否、勇気が欠けているからだ。



人間の生命の本体

人間の生命の本体というものは、
形ある肉体ではない。

精神生命の根源である無形の霊という
 “氣” である。

いかなる場合にも、心に積極的な態度を
しっかりと持つことで、初めて、
生命の源泉を確保したことになる。



宇宙真理

現在の体力が不完全であろうとも、
病があろうとも、心配することも、
悲観することもない。

自分の心さえ、積極的に健全にさえすれば、
その肉体は自然に、強健なものに作り変えられる。

そしてそのことが、宇宙真理である
ということに気づかねばならない。



勇気の煥発

心を積極的にする要点は何かというと、
勇気の煥発だ!

何事に対しても、
またいかなるときといえども、
勇気、勇気で対応しなければならない。



勇気溌溂たるもの

人生修養の最彼岸点は、
いつも勇気の溌溂たるものがなければいけない。

わかりやすくいえば、どんな場合にも、
虚心平気の状態でいるのが、
溌溂たる勇気の状態なのだ。

人生何事に直面した場合でも、
虚心平気の状態で、それに応接することが
できるようになるのである。



平炭坑のストライキ調停の話

ストライキ調停のため、私が単身で炭坑の現地に
赴いたときの話をしよう。

陸軍の大迫将軍や、日蓮宗の田中智学らが
調停に行っても、鉄砲を撃ちかけられて、
渡ることすらできなかった。

そこには、女房や娘を売ってまでも、
炭坑に立て籠もって、長い間、
経営者と闘い続けている悲惨な労働者がいたのだ。

救おうとしてやってきた自分に、弾丸なんか
当たってたまるか、いや当たるはずがない。

橋に足をかけた途端、
パンパンと撃ちかけてきたが、
平気でドンドン渡っていった。

後から気が付いたのであるが、
身につけていた外套を六発の弾丸が
打ち抜いていた。

しかし、身にはかすり傷一つ受けなかった
のである。

だから、勇気さえ心から失わなければ、
何事もこの世に恐るるものはないのである。



昔の諺

勇気は常に勝利をもたらし
恐怖は常に敗北を招く

断じて行えば、鬼神もこれを避く
陽気の発するところ 金石もまた透る



理屈は抜きにして、
“たとえ、どんなことがあっても、
断然、勇気を失うことなかれ” 
これがモットーなのである。




“積極的な心” と “勇気” 
これに尽きるようです。



(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



Office Kiyoshi 山岡希吉(やまおかきよし)

SMILE方式で課題を解決し、スマイルに!


ご相談はお気軽に!

soudan@office-kiyoshi.com



あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。