48 第十一章 勇気と不幸福撃退 その3

運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
48 第十一章 勇気と不幸福撃退 その3


恐ろしいと思うのは、自分の心

人間の心から勇気がなくなると哀れなものである。

何か「事」があるとすぐに心の調和を失い、
こころの平和がかき乱される。

普段から、出来るだけ勇気凛々たる人間と交際する
ように心がけることである。

滅多矢鱈(やたら)に恐ろしいことはありはしない。
恐ろしいと思っているのは、自分の心なのである。


日本人であることを忘れるな!

世界で二つとない富士山をもっている日本国民、
燎乱(りょうらん)三千年の歴史の中に燦(さん)
として輝いていた、日本人の勇気がいかに豊富で
あったか。

それが、太平洋戦争で、滅茶滅茶に醜くなり、
一時的であろうと勝ちを向こうへやった。

これは、当時の人間が、大言壮語しても、
真の勇気が欠けていたからだ。



さあ! 誦句を与える。



不幸福撃退の誦句

私はもう何事が自分の人生に発生しようと、
決していたずらに心配もせず、
また悲観もしないように心がけよう。

それはいたずらに心配したり、悲観したりすると、
すればするほどその心配や悲観する事柄が、
いつかは事実となって具体化してくるがゆえである。



神仏と名付けられている宇宙霊なるものの中には、
真善美以外に、心配や悲観というような消極的な
心持ちは、夢にもない。

私はその宇宙霊の心と通じている心を持つ
万物の霊長たる人間である。

したがって、私がこの自覚を明瞭にした以上は、
下らぬことに心配したり、悲観したりする必要は
さらにない。

人はどこまでも人としての面目を発揮せぬと、
人間の、第一つらよごしである。

人間がにんげんらしくあるときにのみ、
人間の恵まれる幸福を享(う)け得る。

だから私は 宇宙霊の心と宇宙霊の力に
近寄るために、心配や悲観という
価値なきことを断然しないことにする。

そして真理に則した正しい人生に活きよう。




勇気の誦句

自分はこの世に作られたものの中で、
一番優秀な霊長といわれる人間ではないか。

しかも人間の心の力は、勇気というもので
その圧力を高めるのが、人の生命に与えられた
宇宙真理である。

だから今日からの自分は、いかなる場合にも断然
勇気を失うことなく、特に自己の本能や感情の中で、

自他の人生を泥ぬるがごとき価値なき低劣な
情念が発生したら、

それに立派に打克ち得る強い心を作るために、
大いに勇気を煥発することに努めよう。

そうだ。

終始一貫、勇気、勇気で押し切るのだ、




“不幸福撃退の誦句” と “勇気の誦句” 
を、ご一緒に、声に出して読みましょう。



(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。