49 第十二章 理想と想像 その1

運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
49 第十二章 理想と想像 その1


理想とは何か

今日は、人間の心に描く“理想” というものの力に
ついてはっきりと悟ることにしよう。

心理学の方では、理想とは「継続せる組織のある
連想である」と定義づけている。

いい換えれば、なかなか立派に組み立てられた
考え方が、終始変わらず保たれている場合、
それが一つの理想と名付けられるものになる
と考えてよい。

哲学的にいうと、理想というものは立派な
“宗教”である。
宗教の“宗”、これは心という意味である。


皇祖皇宗

昔、教わった教育勅語の中に、皇祖皇宗
というのがある。

皇祖とは肉体の繋がりの先祖であり、
皇宗とは霊のつながりの一番水上
(みなかみ)であるという意味である。

その宗なるものは、つまり広い意味において、
魂をつくり上げ、心をつくり上げる
という意味で、広く解釈しなければいけない。


理想で現実に救われる

理想が楽しければ楽しいほど、自己自身の人格の
全体が、極めて荘厳な事実でちりばめられて、
自然に立派なものにされる。

いわゆる宗教なるものを信仰したときよりも、
はるかに現実的な救われを、自分自身が知らない
間につくられてしまう。


理想とは立派な宗教

理想は階級が高く、積極的であればあるほど、
その人は非常な、生き生きとした勇ましさで、
人生を活きられるのである。

この理想に信念がつけば、万難を突破して、
その人の理想の感性、成就へと勇往邁進させ、
そして、必ず成し遂げられるという尊い事実
がある。

こういうことを考えると、理想というものは、
立派な宗教であるといっても毫も(ごう)も
差し支えない。


打算的な現代人の信仰

現代人は、実に横着で、打算的な態度で信仰
している。 神詣でや仏参りをしても、
まず頼むことは自分のことである。

「どうぞ丈夫でありますように。
商売繁盛するように」と。

他人(ひと)のことなんかちっとも考えやしない。


神詣で 念願 われの ことならず

これば私の自作だが、
「この世のなかの多くの人々が、もっともっと
幸福に活きられるように見守ってください」
これ以外私は頼むことはない。


峻厳なる宇宙の法則

健康に対しても、運命に対しても、その理想が
確実な姿で、階級の高い気高さをもって、
描かれていなければいけない。

宇宙本体は、その通りに現実に造り出そうとする
自然傾向があり、そしてまた、それが峻厳なる
宇宙法則なのだ。





階級の高い気高さをもった理想とは、
日本全体、地球全体、宇宙に届くような
理想じゃないかと思います。



(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。