5  序章-その2 朝旦偈辞(ちょうたんげじ)


運命を拓く 天風瞑想録” の学び


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。


中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。





運命を拓く 瞑想録
5 序章-その2 朝旦偈辞(ちょうたんげじ)



五感が感覚していなくても存在しているもの

空気や電気は、誰も感覚しない。
しかし、空気があるから人間、あらゆる生物が生きていられる。
電気があるからラジオが聞かれ、電球が光る。


宇宙本体と人間の死

たった一つの、宇宙の本体が生み出したものが、森羅万象である。
森羅万象を包含している宇宙も哲学的に探求していくと、
現象界に存在する一切の物質もこの宇宙本体から生み出されたものなのである。

科学的に考えてみると、一切の森羅万象と称するものは、
宇宙本体のエネルギーの分派によって創られている。

宇宙本体の力が抜けてしまえば、形を現象界から消し根本要素に分解される。
人間の死というものは、そういうことなのである。


人間は特別な存在

ここが一番大事で忘れてはならないことは、人間は、万物の中で、
この宇宙本体の分派分量を最も多く頂戴しているということである。
このことが霊長と言われる所以である。


すべて “氣” の動き

“氣”が動くと、動いた “氣“によって、物が創られる。
”氣”が動いたときの”氣“の元を、哲学では”霊“と呼んでいる。

霊というのは、極めてスーパーな、見えない”氣“に対する名称である。
”氣“が動こうとするときに、現れる現象を「アイデア」という。

元の発音は、ギリシャ語でイデアという。
“心”というものは、氣の能動を指して名付けた名称である。

“心”というものは、一切の生命の中核をなし、
”霊“という”気“の働きをおこなうために、与えられている。

思考によってのみ、”心“の活動は行われる

心の運用を良くしたり、悪くしたりすることによって、
人間の人生は、良くもなり、悪くもなる。

人間の日々の人生に活きる刹那刹那、ちょっと笑うこと、冗談言うこと、
その刹那にも、その心の思い方、考え方が、やがて、我々の生命を完全になしあたうか、
なしあたわざるかという事実が、産み出されるのである。


人間の心で行う思考は、人生の一切を創る

我々の生命の中にある肉体はもちろん、精神生命も、
一切の広い意味における人生の事柄を、心の運用いかんによって、
決定することが出来る、という心理を、私(天風)は、悟り得たのである。

それを悟りえたばかりに、医者という医者が、片っ端から匙を投げた私の病が、
本当に驚くような経過で治り、長い寿命を、堅固に活きているという幸せを味わっているのである。

「人間の心で行う思考は、人生の一切を創る」ということが、
数十年来かけて悟り出した宇宙真理であった。

人間の、思ったり考えたりする“心”の作用というものは、
“霊”の働きで動いているとすると、その霊という氣は、
宇宙を創っている作り主である宇宙本体が霊なのだから、
やはりそれに通じている、ということである。





哲学者や科学者も、宇宙本体と人間はつながっていると説明していることがあります。
私の中では、天風の説明はわかりやすいと思います。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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