52 第十二章 理想と想像 その4

運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
54 第十二章 理想と想像 その4



想像力の誦句


私は今、正に喜びと感謝に満たされている。


それは宇宙霊は人間の心の中に、想像という
特別の作用を賦与してくだされているからである。


そして宇宙霊は、常に我々を我々の想像する
観念どおりの世界へと、真実に導き入れるべく

その準備を尽くされている。


だから心して創造の作用を正確に応用すれば、
それはとりもなおさず、幸福の楽園への

よき案内者を作ったのと同様である。


かるがゆえに、私は能うかぎり可能的で
高級なる想像の絵を描こう、
はっきりと明瞭に・・・・


ただしどんなことがあっても、夢にも自分の
生命を腐らして泥ぬるような価値のないことは
想像するまい。


そして宇宙霊の定めた約束どおり、その想像の
中から正しい人生設計を現実化する気高い理想を
作り上げよう。



自分というものが、こうやって、生きている
ことを常に感謝することが、一番大切だ。

「私は、今まさに、喜びと感謝に満たされている」

そうすると、現在が、病であることも、
不運であることも、感謝して考えなければ
いけないことになる。

私は、六十越してから、記憶力が非常に
良くなった。

頭は、使わなければ鈍る。鉄なお断つべき
正宗の名刀といえども手入れをしなければ
錆び朽ちる。

為せば成り 為さねばならぬものを
成らぬは おのが為さぬためなり

しっかりしなさい! 
おっさんやおばさん!

さあ! 生きかえろう。



理想の誦句


人の生命は、常に見えざる宇宙霊の力に
包まれている。


したがって、宇宙霊のもつ万能の力もまた、
我が生命の中に当然存在しているのである。


ゆえに、いかなる場合にも、またいかなる
ことにも、怖れることなく、また失望する

必要はない。


否、この真理と事実とを絶対に信じ、
恒に高潔なる理想を心に抱くことに
努めよう。


さすれば、宇宙真理の当然の帰結として、
必ずや完全なる人生を作為される。


いまここにこの天理を自覚した私は、
何という恵まれた人間であろう。


否、真実、至幸至福というべきである。


したがって、ただこの上は無限の感謝を
もってこの真理の中に安住するのみである。





想像力の誦句と、理想の誦句を
もう一度、声に出して読みたいと思います。



(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。