“感情” をビジネスに! ポジティブ編 P-13「感動」
こんにちは。 やまおか きよしです。
人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。
これから順番に紹介していこうと思います。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
ポジティブ編 P-13 「感動」
「感動」とは、
美しいもの、素晴らしいものなどに接して、強い印象や深い感銘を受け、心を奪われたり動かされたりすること。
感動の度合いが大きいと、「気分が高揚する」、「胸がつまる」、「涙が出る」などの身体的反応が起こることもある。
「感動」のメカニズム
感動も、相手に共感した結果、生まれる
感動も同情と同様、他者と仮想空間を共有し、その空間に臨場感を持った結果、生じる感情である。
その空間に臨場感を持った結果、生じる感情である。
共感した相手がネガティブな感情を抱いていれば同情となり、ポジティブな感情を抱いていれば感動が生まれる。
感動は、人間ならではの感情
感動も、人類が社会を築く上で必要な感情であり、人間ならではの感情といえる。
スポーツの試合の逆転優勝するような場面を映像で観て、感動することができるのは、人間だけである。
相手が自分に近いほど、感動は大きくなる
感動の大きさは、相手が自分に近い存在であればあるほど、共有する情報が多くなるため、自分と相手をますます同一視しやすくなり、感動も大きくなる。
たいていの人は、ロボットよりも動物、動物よりも人間に共感し、感情移入する。
外国の人が経験した感動的な出来事よりも、日本人が経験した感動的な出来事の方に、より強く心を動かされる。
スポーツの国際試合で、日本人が買ったときに大きな感動を覚えるのは、そのためである。
感動の大きさは、臨場感の強さにも左右される
感動の大きさは、持っている情報量に影響を受ける。
野球の試合であれば、映像よりもスタジアムで観戦した方が、感動は大きい。
逆に、野球に全く興味がない人、野球のルールさえ知らない人が、野球に臨場感を持つのは困難である。
情報量が多いほど、強い臨場感を持つことが可能である。
「感動」という感情と付き合っていくには?
人は感動を覚えやすいものに洗脳されやすい
第二次世界大戦後、GHQが日本を支配するために「3S政策」を取り入れたと言われている。
3Sとは、”Sports”、”Screen”、”Sex“のことであり、大衆の関心を政治から逸らせるためにとった政策である。
日本人はスポーツとスクリーンを子供のころから慣らされており、この2つが組み合わさった、オリンピックをはじめ、スポーツの国際大会の中継においても視聴率が高いのは当然と言える。
スポーツ中継が好きな人は、中継の合間に流されるCMにも共感しやすく、洗脳されやすいと言える。
より多くの消費を促すことにつながるからである。
人は誰でも、何らかの洗脳を受けている
人は社会の中で生きていく上で、何らかの情報空間に対して臨場感を持つ。
実際に見たもの、文字で読んだ情報、映像で観たものなど違いはあるが、人は必ず臨場感を持つ。
そして人は、臨場感を持った情報空間から、必ず何らかの洗脳を受けている。
感動は人類に必要な感情であり、人類ならではの感情でもある。
しかし、もし何かに感動を覚えたときは、「自分はこのメディアによって洗脳されやすいのだ」と考えるようにすることをおススメしたい。
ビジネスとの関わり
対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。
お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。
感動は人類に必要な感情であり、人類ならではの感情でもある。
ビジネスにおいても、感動を促すための映像や音楽が使われている。
モノを売る立場であれば、感動を促すようなコピーで、消費者に伝えることが効果的であると考える。
あなたが最近、「感動」したのはどのような場面でしょうか?
(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)
ではでは
やまおか きよし
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