“感情” のフレームワーク 5 執着がもたらす落とし穴 ⑤「保有効果」-下


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。


人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





5 執着がもたらす落とし穴
⑤「保有効果」-下


保有効果とは、
一度保有することによって、その所有物に必要以上に高い価値を見出してしまうこと。

人は、自分で所有したものの価値を、所有していないものに比べて高めに評価する傾向がある。

そして、一度手にしてしまうと、その所有物に対して損失回避の心理作用が働き、所有物の価値を余計に高く見積もってしまう。





ビジネスとの関わり

対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。



より重要な仕事に力を振り向けるチャンス


保有効果の元を追っていくと、現状維持バイアスにたどり着く。
しかし、現状維持することで、時間と共に失っているものがある。


商品の開発に数億円の投資をして、開発を8割以上完了していても、競合他社の商品には勝ち目がないことが明白であれば、そのまま開発を続けていても、過去に投資したお金は回収できない。

お金が回収できないだけでなく、いますぐに他の開発に着手すれば得らるかもしれない収益の機会も失っているかもしれない。


本当に必要なコストと収益とは

今後開発を継続するか否かの判断は、純粋に次の2点の比較が必要である。

  1. これからさらに追加投資するコストと、
    他の開発に着手すれば得られると期待される機会のためのコスト

  2. 今後得られると期待される収益





あなたの未来の収益を見渡すために、どこにコストをかけていきますか?




(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし

営業戦略を見つけるコピーライティング Office Kiyoshi



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