2-②-X 組織のミッション・ステートメントの大きな力


“7つの習慣” の学び直し 
2 私的成功 2 第二の習慣 目的を持って始める 
X 組織のミッション・ステートメントの大きな力


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。


「7つの習慣」を読んだことはありますか。

いろいろなところで取り上げられ、多くの人が解説していますが、私も過去に読んだキリでそれから何年も経ち、世の中の状況は変わっています。

変わらない真実と、また新たな発見があるかもしれないと思い、コヴィー博士のことばを自分なりにピックアップして、もう一度勉強していきたいと思います。

少しでも、ご参考になれば幸いです!





2 私的成功 
2 第二の習慣 目的を持って始める 
X 組織のミッション・ステートメントの大きな力


ミッション・ステートメントは、組織の成功にとっても重要な役割を果たす。
効果的なミッション・ステートメントの作成は、組織の奥底からできあがってこなければならない。
経営幹部や経営企画室だけでなく、すべての従業員が有意義な形で参加すべきである。


IBM社の事例

IBMには三つの重要な価値観があると強調する姿を、たびたび目にしてきた。
「個人の尊重」「完全性の追求」「最善のカスタマー・サービス」の三つである。

この信念は組織全体に浸透しており、共有化された価値観と安定性の土台を、あらゆる従業員に与えているものである。


ある時、ニューヨークでIBMの従業員を研修していた。ところがひとりが病気になった。
カリフォルニアの奥さんは、特別な治療が必要であり心配だと告げた。

研修担当者は、専門医のいる病院に連れていくように手配したが、それでも奥さんの不安は収まらず、彼のかかりつけの医師の方がいいと考えていることを、感じ取った。

そこで、研修担当者は彼を自宅に帰そうと決めたが、定期便を待つには時間がかかりすぎると判断し、彼一人をカリフォルニアに運ぶための飛行機をチャーターした。


いくらコストがかかったか分からないが、IBMが個人の尊厳を信じているという会社の信念の自然の現われであり、私は感動した。


あるホテルの事例

私はあるホテルで、マネージャーを研修することになっていた。
ところがそのホテルのサービス水準の高さには正直に言って驚かされてしまった。

研修の前夜、非常に遅くチェックインし、ルームサービスをしているか尋ねた。
するとフロント係はつぎのように返事をした。

「コヴィー様、大変申し訳ございませんが、ルームサービスはすでに終了しております。
でも、何かお召し上がりになりたいのでしたら、私が喜んでキッチンに行ってサンドイッチかサラダかをおつくりして参りますが・・・・」


次の日、研修の途中、ほかの会議室へ急いでいるベルボーイを呼び止めた。

「ちょっとお願いがあるんですが・・・。ここで研修をしているんだけど、色付きのペンがもっと必要で、でも休憩時間が足りなくて・・・」と私は急いで言った。

彼は私の方を向くと、
「コヴィー様、私があなたの問題を解決させていただきます」と答えた。


他の日に、私は支配人のところに行きミッション・ステートメントを見せてもらった。
「誰がつくったんですか」と私は質問した。

「全員でつくりました」と彼。


「掃除係も」「ウェートレスも」「フロントの人も」すべての職種のすべての人たちが、ミッション・ステートメントづくりのプロセスにかかわっていた。


参加なければ決意なし

組織に入った人は成長し、成熟し、有意義な形で参加したいという気持ちが湧いてくる。
そして、その傘下の機会が確保できなければ、そのおプロセス結果を受け入れないということになる。

だから、ミッション・ステートメントは、応急処置でつくってはだめだ。
システム、組織、マネジメントのスタイルを、共有化されたビジョンと価値観に合わせるには、時間、誠心誠意、勇気、および誠実といった正しい原則に基づく行動・態度が必要である。





組織のミッション・ステートメントをつくるプロセスには、時間、忍耐、参加、スキル、感情移入が必要なのですね。





(参照文献 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)




ではでは



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