4-②-A 再びインサイド・アウト
“7つの習慣” の学び直し
4 再新再生 ① 第七の習慣 刃を研ぐ 再びインサイド・アウト A 再びインサイド・アウト
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
「7つの習慣」を読んだことはあるでしょうか。
いろいろなところで取り上げられ、多くの人が解説していますが、
私も過去に読んだキリでそれから何年も経ち、世の中の状況は変わっています。
変わらない真実と、また新たな発見があるかもしれないと思い、
コヴィー博士のことばを自分なりにピックアップして、もう一度勉強していきたいと思います。
少しでも、ご参考になれば幸いです!
4 再新再生
① 第七の習慣 刃を研ぐ バランスのとれた自己再新再生の原則
A 再びインサイド・アウト
コヴィー博士の個人的体験
私は、大学から一年の休暇をもらい、ハワイのオアフ島で家族と共に過ごしていた。
オフィスの近くにある大学の図書館には、毎日のように出かけていたが、
多くの古い書籍の中で、ある一冊に目が止まった。
そこに書いてあった言葉が、私の後の人生を大きく変えることになった。
私は、何度もその文章を読み返した。
そこには、「刺激と反応の間にスペースがある」という表現が書かれてあった。
まるで「初めて真実を知った」ような、「自分の中で革命が起きた」ような、
「時至れり」というような思いであった。
妻との深いコミュニケーション
私と妻は、子供を連れてサトウキビ畑をバイクで走り、静かな砂浜でピクニックをした。
そして、私たちは気の向くままに、あらゆる事柄について話し合った。
出来事や子供のこと、将来の夢の話や、内面の世界について、次第により深い話をするようになった。
そこから私たちは、「刺激と反応の間のスペース」を新たな形で生かし始めた。
深く傷つきやすい領域
しかし、すべてがバラ色というわけではなかった。
お互いの心は非常に開かれてはいたが、そのため傷つきやすい状況に陥ることもしばしばあった。
ともあれ、深く傷つきやすい領域に入り、感情移入することは、自己発見のプロセスに大いに役に立った。
二つの不文律
やがて、私たちの間に、二つの不文律が出来上がっていった。
ひとつは、絶対に探らないということだった。
傷つきやすい内なる自分を表現し始めた時点で、質問をやめ、感情移入に徹することにした。
もうひとつのルールは、あまりにも心が痛むような話になったら、
その日の話はそこで終わりにするというものだった。
双方の傷つきやすい部分が重なる問題では、刺激と反応の間のスペースが消えてしまい、
怒りといった感情が出てしまうこともあった。
一旦話を打ち切ることによって、気持ちを落ち着かせる時間を持ったのだ。
妻の電化製品へのこだわり
結婚して間もなく、お金も十分稼げていない頃、高額だったフリジデア社の製品を買うことに、妻は固執していた。
自宅の近くには販売店がなかったので、70km離れた町までも運転して向かったのだ。
私にとってそれは非常に気に障る問題だった。
フリジデア社のよさを強調するために、全く事実と異なる発言を繰り返す点にあった。
電化製品を買う時にしかこの問題は出てこなかったが、この話題になると、私の怒りは爆発寸前になっていた。
理屈に合わないことを彼女は正当化しようとしたので、我慢ならなかったのである。
最後まで話し合った日
電化製品の話は、苦い経験や悪い感情はあまりにも多く、私たちは長い間それを抑えこんでいた。
春になって、フリジデア社のことが話題にのぼったが、その頃には冷静になり、
心に痛みを感じたら一度終わらせるルールを、私たちは確立していた。
ある日のこと、妻は自分の父親について語りはじめた。
彼女の父親が、電化製品の販売店を経営しはじめたころ、ちょうど不景気にぶつかり、
経営の危機に見舞われたが、その時に、フリジデア社の支援で倒産をまぬがれたのだった。
彼女と父親は仲がよく、毎日くたくたに疲れて帰宅し長椅子に横になった父親の足を、
彼女は歌いながらさすっていた。父親は、仕事のこと、フリジデア社のおかげで乗り切れたこと、
その感謝を、包み隠さず娘である妻に話して聞かせたのだ。
妻はそこではじめて、自分自身、フリジデア社に対する気持ちがどこからきたものなのか、
理解することができた。
電化製品のことではなく、父親の想い出であり、フリジデア社への忠誠心なのであった。
私たちは目頭が熱くなった。
過去の経験に深い根を下ろした大きな事柄もあるのだということを学んだ。
愛を保つ鍵
その一年から、私たちは多くの豊かな実りを刈り取った。
話つづけることで、心の故郷に戻り、幸せな気持ち、安心感といった尊い価値を、
毎日手に入れることができるのである。
愛を保つ鍵は、話し合うこと。特に気持ちについて話し合うことだ。
コヴィー博士も一人の人間として、怒りや感情の爆発もあるのだと、よくわかりました。
それを乗り越えて、この本が完成したのだと思います。
(参照文献 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)
ではでは
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