18 第四章 言葉と人生 その1
“運命を拓く 天風瞑想録” の学び
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
中村天風をご存知でしょうか。
名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。
この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。
「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えてみませんか。
運命を拓く 瞑想録
18 第四章 言葉と人生 その1
人生や生命に大きな影響を与えるものとは?
今日は、普通の人が、さほど大きな注意を払わない事柄について注意を促したい。
何でもないと、自分が思っていて、それが直接的には自分の心の態度を、
そして結果において自分の人生や生命に大きな影響を与えるものとは、
いったい何であろう・・・。
それは、諸君が日常便利に使っている「言葉」である。
I am not quite well.
インドのカンチェンジュンガの麓で、私の先生が聞く。
「朝、俺はお前に
“今日はどうだい” “How do you do today?” と聞くと、
必ずお前は ” I am not quite well” というなあ。
それをいってそのとき楽しいかい」
「真実こういう病を持っていますから、こう、熱があるように感じ、
頭は重いし、つまり快適な気分を感じません」
「そういうことをいってお前は気持ちが良いか」
「気持ちはよくありませんが、真実そうですから」
言葉が生活機能に影響する
「造物主によって便利な言葉を我々人間だけに与えられているが、
言葉というものが、積極的に表現された時と、消極的に表現された時とでは、
直接的にその実在意識が受ける影響は非常に大きな相違がある。
今日は嬉しいです。楽しいです。ありがたいです。
という言葉を言った時は、
なんとも言えない快さを、その気持ちの上に感じるだろう。
感じるとは、実在意識が感じて直ちに潜在意識に直接影響して、
潜在意識が同じような気持ちになると同時に、
神経系統の生活機能も同じように良くも悪くもなるものだ」
「しかし、本当に具合が悪い時、悪いといっちゃいけないんですか」
「いってもいいが、その後を自分が考えなければいい」
「それはどういう意味ですか」
普通の人間じゃないんだ!
「お前は、今日はどうも頭が痛いとか、熱がありますとか
いっている言葉の後に、実に不愉快だと心の中で思っているだろう。
それが元でもっと悪くなりはしないだろうか、死にやしないだろうか
というふうに、現実よりも過大に神経を使いはしていないか。
それがいけないのだ」
「いや、しかし、それは普通の人間は皆そうでしょう」と答えました。
すると、
「俺のところに来て毎日心理を探求している以上は、普通の人間じゃないんだ!
普通の人間は、お前のように毎日毎日、真理と取り組んで、貴重な時間を
過ごしたりすることはない。
まだ自分は普通の人間だと思っているのか、お前は!
そういう考えを持つことは、結局、極端に自己を侮辱している
ことになるじゃないか!」
といわれたときに、私は本当に恥ずかしい思いをした。
さて、私のことばかりいっているが、あなた方も考えてごらん。
あなた方が四六時中使っている言葉・・・・。
テレビやネットからは、見たくも、聞きたくもない
ネガティブな情報に取り囲まれています。
自分は、影響されているんだと、認識しておくことが重要だと思います。
(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)
ではでは
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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」
あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。