41 第九章 第一義的な活き方 その4

“運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。





運命を拓く 瞑想録
41 第九章 第一義的な活き方 その4


真、善、美

修行をし、哲学を研究し、私自身が心を造り変えた。
考えて考え抜いて、
「宇宙霊の心には、”真“、”善“、”美“ 以外はない」
と悟った。


“真”とは、いつわりのない “まこと”

たいていの人が、いつわり多き人生を生きている。

実際私などは、自分の商売がらでもあったが、
愛想の尽きるくらい、嘘つきであった。


嘘つき大会の決勝

天風会でいつか嘘の競技会をした時の話である。
皆が一所懸命考えて、あれこれ嘘をいっている。

幹事の一人が、何も言わない人に尋ねた。
「何か嘘つきなさいよ。
黙ってただ聞いているのでは、来た甲斐が
ないじゃないか。何か考えなさいよ」

「それがですね。
もう感心しているんですけれども、
私って人間はね、不器用で、生まれてから、
一遍も嘘をついたことがないんです」といったら、

「ああ、この人が一等だ」ということになった。
第一に、自分自身に嘘ついているものね。


お仲間が大勢

あなた方は万物の霊長として生まれて、
心の持ち方さえ変えれば、限りない力が
自分の生命のなかから出てくるということを、
まったく頭から否定している。

しかし、それは“真”とはまるで逆のことだ。

私も昔はそうであった。人のいうことなんか、
聞く気などまったくなかった男であった。

しかし、強情張りで、皮肉屋で、唯我独尊的で
あったが、それは私ばかりではないらしい。
お仲間が大分大勢いるようだ。


“善”とはいかなることか

諸君は、自分の家族や、身内だけには、
非常な愛情を持っているが、
隣の者はどうあっても、ちっとも構わない
と思っていないだろうか。

自己を本位として、自己の周囲だけに対して、
愛情を持つだけではないか。
その人は、本当の“善”を行っている人ではない。

“偏頗(へんば)なき愛をもって、
ものに接する行為と言葉” が”善“である。


“美” とは “調和”

 “調和” なき所に “美” はない。

どんな名人が画いた絵でも、私が感心しない
ときは、調和がとれていない絵の場合である。

どんな下手な人が画いた絵でも、調和が
あるものであったならば、これは本当の美術である。


心一つの置きどころ

私が、あなた方と握手する時でも、必ず
「私は、宇宙エネルギーを私の体に受け入れて、
有り余るほどあるから、
この力をこの人に伝えてあげよう」

という気持ちで手を握るのである。





「真・善・美」を毎日、考えたいと思います。




(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)



ではでは



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あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」 
あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。