55 第十三章 一念不動 その3

 
運命を拓く 天風瞑想録” の学び

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおか きよしです。

中村天風をご存知でしょうか。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか。
大谷翔平が愛読していることで有名かも知れません。

この方は、日本だけではなく、数多くの『人物』に、
大きな影響を与えた英傑と呼ばれています。

「運命を拓く」を学び、人生のあり方を一緒に考えて
みませんか。


いよいよ、本日が、“運命を拓く 天風瞑想録” 
の最終日となりました。





運命を拓く 瞑想録
55 第十三章 一念不動 その3



修道大悟の誦句


そもさん、われら、かりそめにも、
天地の因縁に恵まれて、
万物の霊長たる人間として、

この大宇宙の中に生まれし以上、
まず、第一に知らねばならぬことは、

人生に絡まり存在する幽玄微妙なる
宇宙真理なり。


誠や、この自覚を正しく厳(おごそ)かに
なし得なば、敢えて求めずとも、その身を
健やかに、その運命を和やかにするを得ん。


これぞ、正に、千古昭(せんこしょう)として
耽存(たんぞん)する、尊厳冒すべからざる
人生の鉄則にして、

また、神(かん)ながらに定められたる、
動かすべからざるの天理なり。

しかも心より喜ばんかな、われら、今や正に、
雀躍(こおどり)する感激に咽(むせ)びつつ、
この妙諦とその手段とを知れり。


ああこの幸い、この恵み! そも何をもって
かたとえん。


顧(かえり)みれば、転々として人生の悶えと
悩みに苦しみしこと幾年月!



今や、われ、ここに、豁然(かつぜん)として
無明の迷いより覚え、自覚更生の大道に入るの
関門に立ち、

心眼すでに開けて行手に栄光繚乱(りょうらん)
たる人生を望みし今日、

我が心はただ、ひたすらに、言い能わざるの、
限りなき欣(よろこ)びに勇み立つ。



しかり! 世の人々の、すべてのすべて、
よしや富貴栄達名門名誉の人といえども、
しょせん味わい得ぬ、この欣びと、この感激!



誠! 恵まれたる我よ、と思えば、などか、
この尊き因縁を、とこしえに忘れ能うべき。



されば、堅く、我とわが心に、この欣びと、
この幸いとを根強く植えつけて、一意専心、

黽勉(びんべん)努力、実践躬行(きゅうこう)、
ふたたび人生無自覚の過ちを、

繰り返さざらんがために、厳かに反省の鞭を
手にし、ひたむきに向上の一路へと颯爽と邁進し、

われらの住むこの世界に、誠と、愛と、平和に
活きんとする人の数を多からしむるべく、

我まず、その模範の人とならんことを、自から、
自らの心に、厳として誓わん。






毎日、中村天風先生の講話を辿っていくと、
宇宙霊のことをよく考えるようになりました。

一緒に学んでいただき、ありがとうございました!



(参照文献 「運命を拓く 天風瞑想録」 中村天風)




ではでは



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あなたに、たくさんのいいことがやって
きますように。