“感情” をビジネスに! ネガティブ編 その6 「不満」



こんにちは。 やまおか きよし です。


人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。

これから順番に紹介していこうと思います。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?




ネガティブ編 その6 「不満」


「不満」とは、

今いる状況に納得できず、物足りなさを感じている状態。

欲望や欲求が、自分の能力不足、周囲の環境など、何らかの原因によって阻止されることで生じる。




「不満」のメカニズム


不満には、大きく分けて、「自分の現状に対する不満」と「他人に対する不満」の2種類がある。


「自分の現状に対する不満」

置かれている状況と実現したい目標や夢とのギャップを認識しているので起こってくる。


「他人に対する不満」

自分の価値観と他人の価値観にギャップを感じていることである。

「自分は絶対に悪くない」、「自分は一方的に被害を受けている」、「悪いのは他人であり、行動を改めるべきなのは他人である」と考える傾向が強く、常に解消できない不満を抱えることになる。




「不満」をコントロールするには?


「他人に対する不満」は、コントロールできないので、解消しようとすると心身にストレスがかかり、緊張状態となるので、他人に対する不満は持たないほうがよい。

その上で可能な方法について検討する。


「他人に対する不満」

自分の意識を変えることで対応することができる。「自分にも悪い点、至らない点があるのではないか」と考えると、前頭前野が活性化し、イライラする気持ちは抑えられる。

自分を客観的に見つめ直すことで、不満の「本当の原因」に気づくことができる。


「自分の現状に対する不満」

不満そのものを解消しようと考えるのではなく、新しいゴール(夢・目標)を設定する。他人の価値観ではなく、本当に自分が追いかけたいものを「現状の延長線上」ではなく、「現状の外側」に置く。

人間の脳には、臨場感が強いものを現実と思い込むので、そこに自分の意識や行動を合わせようとする性質がある。現状の外にゴールを設定することで、自然に行動が変わり、いつしか不満だらけだった状態から抜け出している。




ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。

お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。

お客さんの「不満」に対し、いかに商品・サービスが「不満」を取り除くことができるのか、その方法を具体的に検討し説明していくことで、次のビジネスにつながりやすくなる。





あなたが取り除きたい「不満」は何でしょうか?




(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)




ではでは



やまおか きよし

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