しぶいぜ! アイスマン (俳優 ヴァル・キルマー)
こんにちは。
先日、トップガン・マーヴェリックをリベンジしてきました。
(前作をおさらいしてからの再鑑賞です。)
さて、今回は、アイスマンを演じたヴァル・キルマーの話です。
(上映が終了に近づいていますので、ネタばれを含みます。画像は、公式サイトから)
印象に残ったのは、マーヴェリックが、今は海軍大将になっているアイスマンとの再会シーン。
過去に事故で亡くした相棒グースの息子ルースターとの出会いで、
葛藤に悩む中、アイスマンは命令だと、マーヴェリックを自宅に呼び出す。
お互い、数十年ぶりの再会となるが、アイスマンは喉頭がんが進行しており、
声が出せない。PCの画面で文字の会話をしていく。
マーヴェリックとルースターの背景もすべてを理解した上で、アイスマンはコトバをかける。
“ It’s time to let go it. “ 「過去は水に流せ!」
この言葉は痺れます。
後でわかったんですが、ヴァル・キルマー自身が
2015年頃から喉頭ガンに冒され、
その後遺症に苦しんでいる中で、
トム・クルーズがオファーしたということです。
しかし、喉頭ガンを治療している「人」が、
喉頭ガンで苦しんでいる「役柄」を
こなすって・・・、
演技越えてるやん。
ヴァル・キルマーだけでなく、
「本物」にこだわっています。
役者たちは海軍の訓練をこなし、操縦席からの撮影調整も自分で行い、F18を実際に操縦し、空母から飛び出していく・・。
この映画は作り手の「こだわり」と、
意識しなくても「本質」を感じ取ってしまう
観客との「合作」になっているから
感動を呼び、ヒットしたんだと思います。
本物にこだわって仕事もしていきたいものですね。
ではでは。
やまおか きよし
#アイスマン # ヴァル・キルマー #トップガン #マーヴェリック #過去は水に流せ #喉頭ガン