“感情” のフレームワーク 6 記憶がもたらす落とし穴 ⑦「アンカリング」-下


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





6 記憶がもたらす落とし穴
⑦「アンカリング」-下


アンカリングとは、
最初に何かを提示されてしまうと、それに思考が制限され、正しく客観的な判断ができなくなること。

アンカリングのアンカー(anchor)とは、英語で船の錨のことであり、最初に意識を固定させられてしまう比喩として使われている。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


自分のコミュニケーションを疑え

相手がある場合は、自分や相手を独立した意思決定者として見るだけでなく、「コミュニケーションのプロセスの一部」として考えることが必要。


バイアスのチェック
①自分の思考のバイアスを認識する ②相手の思考のバイアスを認識する

客観的な思考で判断
③:①、②を認識した上でロジカルな意思決定を行う

自分の思いや主張
④:③の判断に基づいたコミュニケーションを取ることで、説得性、妥当性を高める。


良いコミュニケーションのコツ

ロジカルなアプローチでは拒否反応を示す人もいるので、「共同で事実の確認をする」形で進めるなど、工夫が必要。

ヒューリスティックは、個人の記憶と深く結びついているため、感覚的・直感的な要素が大きな割合を占めるので、「折衷案でも良いので実現させる」という方針が有効である。


アンカリングの呪縛を解く

日産自動車の「カイゼン」と「ブレークスルー」の例

・カイゼン ➡ 現状の(積み上げ型)改善

・ブレークスルー ➡ 現状を大きく変え、一気にステップアップを実現すること

「カイゼン」と「ブレークスルー」を明確に分けて論じることで、アンカリングの負の呪縛を意識するためのキッカケとなり、「カイゼン」と「ブレークスルー」の絶妙なバランスで変革や成長が実現するようアクションを起こす。


「自ら考える人」が価値

自分で新たに考えることで出せたアウトプットには、
「仕事の価値を自らコントロールして作り出す醍醐味と充実感」という
単純に既存のレール上に乗っかってする仕事では決して得られない楽しみがある。

自分で考え、それを表現(実現)して形にし、その行動の結果こそが、その人の“存在”そのものになる。





ロジカルに考え、「共同で事実を確認する」にはどのような工夫をされていますか?




(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
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