“感情” のフレームワーク 7 先送りの落とし穴 ①「将来よりも今が大事」-上


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





7 先送りの落とし穴
①「将来よりも今が大事」-上


「将来よりも今が大事」のメカニズム


人間は、「将来のことよりも、今すぐの誘惑に弱い」という性質がある。


お金の世界では、銀行にお金を預けると利息がつく。
金利が年利1%であれば、今日の100円は1年後には101円となる。

言い方を変えると、1年後の101円は現在価値に直すと100円となる。
銀行が利息をつけるのは、将来の価値よりも今の価値のほうが重要であるとみんなが考えているからである。

このように「将来の価値を割り引いて、現在の価値に置き直す」ことを時間割引といい、
割引に使う1%のことを割引率と呼ぶ。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


「仕事や判断を後回しにして、今、楽をする」


ありがちなケース

他部署から異動してきたばかりの若手が、現場の問題を解決しようと新規の提案をすると、マネージャーは「後で検討しておくよ」、「うーん、そうだね・・・」で終わり、その場で決断することがない。

話は聞いてくれるものの、「決断」するまでに数日を要したり、「皆の意見も聞いてみる」といって会議を設定し、合議制にした上で合議制にした上で判断責任までもあいまいにしてしまう。

本来、同じ仕事であれば、今やっても後でやっても苦労や結果が同じはずであるが、問題を先送りにすることでその場をやりすごしてしまう。その結果、溜まった仕事が残業になる。

ハーバードビジネスレビュー2008年6月号「長時間労働の行動経済学」によると、
「長時間労働者は、仕事をするのを先延ばしすることにより、結果として長時間労働に従事するようになる」と指摘している。

このように、「後回し」がはびこる原因は、人間の「将来のことよりも、いますぐの誘惑に弱い」という性質にある。





意思決定の遅れで長時間労働が発生し、残業代が割増しとなったことはありませんか?





(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
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