2-③-O 自己管理の原則 完全なデレゲーション -イ
“7つの習慣” の学び直し
2 私的成功 3 第三の習慣 重要事項を優先する 自己管理の原則 O 完全なデレゲーション -イ
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおかきよしです。
「7つの習慣」を読んだことはありますか。
いろいろなところで取り上げられ、多くの人が解説していますが、私も過去に読んだキリでそれから何年も経ち、世の中の状況は変わっています。
変わらない真実と、また新たな発見があるかもしれないと思い、コヴィー博士のことばを自分なりにピックアップして、もう一度勉強していきたいと思います。
少しでも、ご参考になれば幸いです!
2 私的成功
3 第三の習慣 重要事項を優先する 自己管理の原則
O 完全なデレゲーション -イ
完全なデレゲーションは、手段ではなく結果に、焦点を合わせている。
手段を選択する自由を相手に与え、結果に責任を持たせるのである。
コヴィー博士の息子スティーブンとのデレゲーションのお話
何年も前だが、家族会議を開き、ミッション・ステートメントを復習するために家族全員が集合した。当時7歳だった息子のスティーブンが、庭の手入れをすると申し出た。そこで、私は実際にその仕事を息子に任せる前に、徹底した訓練を行うことにした。
欲しいのは“緑”で“清潔”な芝生
緑のためにはスプリンクラーを使うか、バケツで水を運ぶか、ホースでまくか、君の好きにしていい。ただし、緑のペンキを塗ってはだめだ。
じゃあ、次は清潔ということについて話してみよう。清潔とは、ゴミがないという意味だ。紙屑、ひも、犬の噛む骨、小枝などが、芝生の上に散らかっていないことだ。
君の仕事
それでは、この仕事を引き受けるかどうかを君が決める前に、あと二つか三つ話しておかなければならない。なぜかといえば、この仕事を君がいったん引き受けたらパパはもうこの仕事をしないからね。この仕事は君の仕事だ。君のボスは誰かな。
パパでしょう。
違う。パパじゃない。君が君のボスになる。君を手伝うのは誰だかわかるかな。
誰?
パパだよ。君がパパのボスになる。誰が君の仕事を評価するのかな。
誰?
君が自分自身の仕事を評価するんだよ。
約束の結果は?
2週間かけて二つの言葉“緑”と“清潔”を教えた。そして、息子は準備ができていると思った。合意したのは土曜日だった。
しかし、しばらく息子は何もしなかった。火曜日になっていた。
「おーい。スティーブン、元気かい。芝生はどうだい」
「うまくいっているよ」と、彼は返事した。
「スティーブン。約束したように一緒に庭を歩いてみよう。君の仕事がうまくいっているかどうかを、見せてもらいたい。」
息子は、唇が震えはじめ、目には涙があふれてきて、庭の真ん中に出た時には、めそめそ泣いていた。「パパ、難しいよ」
難しいのは自分自身を律すること
私には、何が難しいのか、よくわかっていた。難しいのは自己管理、つまり自分自身を律することなのだ。だからこう言った。「何か手伝えることはあるかな」
「手伝ってくれるの?パパ」と息子はべそをかきながら訊いた。「パパ、あれを拾ってもらえるかな」
土曜日の夜のバーベキューパーティのゴミを指した。私は、それを拾った。頼まれたとおりにした。
その時、彼は心の中で合意に調印した。それは、彼の庭、彼の芝生、彼の仕事と責任になったのである。
それからというもの、ほかの兄弟たちが紙くずを1枚でも彼の庭に落とそうものなら、スティーブンは兄弟たちに注意するほどになった。
全く新しいパラダイム
人が自分で主体的になるようにするためには、時間もかかるし、訓練と能力開発もしなければならない。
このアプローチは、人と仕事を進める全く新しいパラダイムである。
相手が未熟な場合
「望む結果」を少なくし、
より多くの「ガイドライン」を設定して、
多くの「資源」を提供し、
「責任に対する報告」をより頻繁に行い、
そしてより即時性のある「履行・不履行の結果」を設定する。
相手が成熟している場合
チャレンジしてみようという「望む結果」を設定して、
「ガイドライン」を少なくし、
「報告」の頻度を落とし、
より抽象的な「評価基準」を設定してもよい。
「デレゲーションの度合いは、マネジメントの効果性の最も優れた評価基準だろう。なぜなら、個人と組織の成長にとって、最も基礎的な概念となるからだ。」
だそうです。
(参照文献 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)
ではでは
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山岡希吉(やまおかきよし)
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