3-③-J エトス、パトス、ロゴス、効果的なプレゼンテーションとは
“7つの習慣” の学び直し
3 公的成功 ③ 第五の法則 理解してから理解される J エトス、パトス、ロゴス、効果的なプレゼンテーションとは
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおか きよしです。
「7つの習慣」を読んだことはあるでしょうか。
いろいろなところで取り上げられ、多くの人が解説していますが、私も過去に読んだキリでそれから何年も経ち、世の中の状況は変わっています。
変わらない真実と、また新たな発見があるかもしれないと思い、コヴィー博士のことばを自分なりにピックアップして、もう一度勉強していきたいと思います。
少しでも、ご参考になれば幸いです!
3 公的成功
③ 第五の法則 理解してから理解される
J エトス、パトス、ロゴス、効果的なプレゼンテーションとは
エゴス、パトス、ロゴス
第五の習慣は、理解してから理解される、ということである。
理解されるにはどうすればいいか。昔のギリシャでは素晴らしい哲学があった。
それは、エトス、パトス、ロゴスという順序建てられた三つの言葉で表現されている。
この三つの言葉は、まず理解すること、
および効果的なプレゼンテーションを行うことの本質を見事に表現している。
「エトス」は、個人の信頼性である。
人があなたの誠実さと能力に対して持つ信頼であり、あなたの持つ信頼残高である。
(人格)
「パトス」は、感情移入のことである。
それは気持であり、相手のコミュニケーションの感情的側面を理解するということである。
(人間関係)
「ロゴス」は理論であり、プレゼンテーションの論理展開のことである。
(論理展開)
エトスとパトスを無視すると?
ある知人が、とても大きな問題を抱えていた。
彼の上司が、非建設的なリーダーシップのスタイルから、どうしても脱皮できないでいたからだ。
「上司とは、問題の話し合いも行いました。
彼は問題を意識しているのに、何もしようとしないんですよ」
「あなたが効果的なプレゼンテーションをしてみたらどうですか」と私。
「やりましたよ」と彼は答えた。
私は続けた。
「効果的とは、効果があるということなんです。それは、PとPCを意味しています。
望んでいた変化をつくり出すことができたか、人間関係を築くことができたかということです。
結果はどうでしたか」
「言ったでしょう。上司は何もしていません。聞いてくれないんですよ」
「あなたは、上司に変わってほしいと思いながら、
自分自身の方法については、何一つ変える気はないということですね」
「まあ、そうです・・・ね」
「それじゃ、今の状況を我慢するしかないですね」
最終的に彼は何もしなかった。その投資が大きすぎると判断したのだろうか。
効果的なプレゼンテーションをすると?
大学教授である知人は相談を持ちかけてきた。
「スティーブン、私の研究テーマは主流でないために、研究費が全くおりなくて困っているんだよ」
私たちはゆっくりと話し合い、エトス、パトス、ロゴスを使って効果的なプレゼンテーションをつくることにした。
「彼らの立場を彼ら以上にうまく説明することで、彼らの立場を深く理解していることを示そう。
一緒に練習してみるかい」と私が聞くと、彼は喜び、熱心に練習しはじめた。
彼は実際にプレゼンテーションに出向くと、つぎの話から始めた。
「まず、学部の現在の研究目標と、私の出している申請に対する学部の不安を、
私が理解しているかどうか確認させてください」
彼は、じっくりと時間をかけて話した。
すると、相手の立場に対する彼の深い理解と尊敬が相手に伝わり始めた。
主任教授は、他の教授に向かって深くうなずくと、彼に向って言った。
「研究費を出そう」
本当に理解していることを相手に示すだけ
相手のパラダイムや不安、あるいは関心事に対する正しい理解を踏まえて、自分の考えを明確に、具体的に、ビジュアルに、相手に向かってプレゼンテーションすると、こちらの信憑性は著しく高まる。
プレゼンテーションをするうちに、自分の提案が違ってくることもある。
理解する努力によって自ら学ぶからである。
第五の習慣に基づいたプレゼンテーションは、人に伝わる。
全員の持っている知識や知覚を考慮に入れながら、全員にとっての利益を、あなたが誠心誠意をもって提案しているからである。
「相手に刺さるコトバは何か」という話がよく出ますが、ここまで学んできて、
それは第五の習慣に沿ったプレゼンテーションではないかと思うようになりました。
(参照文献 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)
ではでは
Office Kiyoshi 山岡希吉(やまおかきよし)
SMILE方式であなたのゲームプランをつくります。
ご相談はお気軽に!
あなたに、たくさんのいいことがやってきますように。
あなたの「吉」が、私の「希(ねがい)」