戦略作りの定番、SWOT分析を活用していますか?
こんにちは。
今日はSWOT分析のお話をしたいと思います。
SWOT分析は数多くの方が語られているので、基本的な意味やルールは省きますが、実施していく上でのポイントについてお話します。
検討する順番はO, S, T, W
1番目は「機会(O)」:一番のポイントなので、時間をかけてじっくり検討。
2番目は「強み(S)」:「機会」に使える「強み」を多方面から時間をかけて検討。
3番目は「脅威(T)」:悪い外部環境の議論は最小限とします。
4番目に「弱み(W)」:弱点はだれもが認識しているので短時間に終わらせます。
OとSは互いに意識
具体的なポイントを洗い出しますが、OとSを互いに意識しながら、目に見えるものだけでなく、潜在的な可能性も考えることが重要です。
さらに、具体的な回答が得られるような質問を用意することが重要です。
事前に質問を用意
いきなり、「機会」は何ですか? 「脅威」は何ですか? と言われても答えに窮してしまいます。各項目、例えば「機会」であれば、世の中のトレンドや社会的な出来事、法改正などあらかじめ質問の呼び水となる具体的な質問を用意しておくことが重要です。
優先順位をつける
ブレーンスーミングを行い、各象限で洗い出した項目については、必ず優先順位をつけるようにします。
必ずクロス分析を行う
4象限の洗い出しで分析した気分になりがちですが、この先のクロス分析をしなければ意味がありません。クロス分析を行うことで、戦略が見えてきます。
重点的に行う分野と、後回しにする分野をどれにするか、重点的分野もいくつも戦略が見えてくるかと思いますが、優先順位付けも必要です。
戦略を明確にするために数値を多用する
積極戦略、改善戦略、差別化戦略、回避戦略において、実際のアクションプランに落とす必要がありますが、そのためには5W2Hで記述することが有効です。
いつ (When)
どこで (Where)
だれが (Who)
何を (What)
なぜ (Why)
どのように (How)
いくらで (Hou much)
セッションリーダーを立てる
SWOT分析を実行していくにあたり、グループ討議においては、必ずセッションリーダー(ファシリテーター)を立てることをお勧めします。
私のブログに7回にわたり説明しているIBM流のCPS(カスタマー・プランニング・セッション)のやり方を踏襲するのが得策であると考えます。
実際の討議の進め方としては、準備をし、ルールに沿ってブレーンストーミングを行い、その意見を集約して、最終的にアクションプランに落としていく作業となります。
CPS(カスタマー・プランニング・セッション)やSWOT分析のセッションリーダーについてご興味がありましたらご連絡ください。何かお役に立てるかもしれません。
ではでは
やまおか きよし