世渡り上手なソーシャル・スタイルとは? ③

アナリティカルエミアブルがブチ切れる??

こんにちは。

前回は、ソーシャル・スタイルにおいて16分割し、相手のスタイルと少し詰めるだけで、人とのコミュニケーションがうまくいくという話をしました。

今日は、落とし穴があることをお話したいと思います。

人間は毎日体調が異なるように、精神状態も変化します。ですので、「この人はこうだ。」とワンパターンで決めつけて、対応していくのは危険です。状況によって、人間のソーシャル・スタイルは変わっていくものなのです。

一番大きな原因はストレスです。ですのでその時の状態を見極め、対応していくことが重要であり、ソーシャル・スタイル調整と言われるゆえんだと考えます。

ストレスがかかると、その度合いにより、どんどんスタイルも変化していきます。

例として、押し売りにあった場合中程度のストレス、強度のストレス、極限のストレスでの状況についてみていきましょう。

まず、アナリティカルの場合、

ストレスのない通常の場合ですと、あまり感情を出さず淡々と

「えーと、ちょっと考えてみないといけないかも知れません。」

中程度のストレスがかかると、スタイルはエミアブルに移ります。

にこやかに、遠回しに

「いやー困りましたねー、うちは間に合っているんですけどー」

強度のストレスがかかると、スタイルはエミアブルからドライバーに移ります。

無表情で断定的に、

「だから、いりません。」

極限のストレスがかかると、スタイルはアナリティカルの真逆、対極のエクスプレッシブに移ります。逆上して大声で、

「しつこいな、うざい! 帰れ!!(バタンとドアの閉まる音)」


次はエミアブルです。

ストレスがない通常の場合は、

「うーん、いいとは思うんですけどねー、今すぐはちょっと無理かも知れませんねー。」

中程度のストレスがかかると、スタイルはエクスプレッシブに移ります。

「やっぱり、必要ないんで、要りません。」

さらに強度のストレスがかかると、スタイルはアナリティカルに移行します。

「・・・・・。(無言)」

極限のストレスがかかると、スタイルはエミアブルの真逆、対極のドライバーに移ります。

押し殺した声で、断定的に。

「帰れ!((バタンとドアの閉まる音)」

無表情で、無言というのも怖いですね。

次回は、最終日、エクスプレッシブとドライバーのブチ切れについてお話します。この事例も大変興味深いと思いますので、お楽しみに!

ソーシャル・スタイル・セオリーにご興味があり、もっと深くお話ししたい方はご連絡ください。


ではでは。


やまおか きよし