“感情” をビジネスに! ネガティブ編 その3 「不安」
こんにちは。 やまおか きよし です。
人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
ネガティブ編 その3 「不安」
「不安」とは、
自分や、自分が大切にしているものが何かに脅かされていると感じたり、「何か良くないことが起きるのではないか」と感じたりして、心が落ち着かない状態。
「胸が苦しくなる」、「表情がこわばる」といった身体的反応が起こることが多い。
「不安」のメカニズム
人間が何かを体験したり、思考したりして脳に何らかの情報が入ってくると、
ブリーフシステムと呼ばれるシステムに照らし合わせて評価し、その結果、
「この情報は、将来自分にとって恐怖体験が起きる可能性がある」と脳が推論し、不安を感じるようになる。
ブリーフシステム
「自分はこういう人間だ」、「世界はこうなっている」といった信じて疑わないという
固定的な思考=信念 その人の自我や世界観を形成する基礎。
「不安」をコントロールするには?
「不安」には、「感じてもいい不安」と「感じる必要のない不安」があり、
「感じてもいい不安」は「死」、「老」、「病」など人間の力でコントロールできないので
人生の一部として向き合い、この感情と付き合っていく。
「感じる必要のない不安」は、上記の「死」、「老」、「病」以外のものとして解消を考える。
1. リスクを詳細に検討する
将来起こりうる出来事、リスクをしっかり把握すると未来の予測や対処方法が
見えてくるため漠然と不安を感じることが少なくなる。
2. ブリーフシステムを変える
正確な情報を集め、脳の前頭前野を働かせて、さまざまな角度から徹底的に考え、いままでの世界観を変える。
3. 臨場感空間から抜け出す
不安が強すぎると、不安の連鎖で恐怖に変わっていくので、この不安を感じている臨場感の空間から一度抜け出す。
恐怖回路から抜け出すと、少し冷静になり、新たな解決策が見つかったり、協力者を見つけることができるようになる。
4. 第三者視点
強い不安や恐怖は前頭前野の働きを抑えるため、IQが下がり冷静な判断ができなくなる。
自力では抜け出せなくなることもあり、プロのコーチや利害関係のない第三者のアドバイスを求める。
ビジネスとの関わり
コントロール方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。
お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。
自社の商品・サービスが、どのようにお客さんの「不安」を取り除くことができるのか、
その方法を具体的に説明していけば、お客さんのニーズ・ウォンツとのマッチングにつながる。
注意:「不安マーケティング」は存在しているが、ここでは扱わない。
あなたが取り除きたい「不安」は何でしょうか?
(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)
ではでは
やまおか きよし
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