“感情” をビジネスに! ポジティブ編 P-6「癒し」
こんにちは。 やまおか きよしです。
人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。
これから順番に紹介していこうと思います。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
ポジティブ編 P-6 「癒し」
「癒し」とは、
病気や傷、苦しみ、悲しみなどが治ること。癒しの感情には、セロトニン、オキシトシンといった脳内物質が深く関わっている。
「癒し」のメカニズム
身体の癒しと心の癒し
癒しには2つある。
身体の癒しは、身体の疲れを取ることや、交感神経優位な状況から副交感神経優位な状態にすること。つまりリラックス状態にすること。
心(感情)の癒しは、心の疲れを取ることや、ストレスを軽減したりすること。
身体と心(感情)は密接に関わり合っており、ストレスを軽減すると体をリラックスすることにつながる
「癒しホルモン」のセロトニンとオキシトシン
セロトニン、オキシトシンノいずれも心身の安定に大きく関与しており、「幸せホルモン」や「癒しホルモン」と呼ばれている。
セロトニンは、前頭前野を活性化させ、海馬や扁桃体の過剰な働きを抑えたり、ドーパミンやノルアドレナリンなどの暴走を抑えたりする作用がある。
オキシトシンには、セロトニンを活性化させたり、副交感神経を刺激して、脳の疲れを取り、ストレスへの耐性を強めたりする働きがある。
ストレスが、セロトニンやオキシトシンを減少させる
セロトニンやオキシトシンの分泌量は、睡眠不足や運動不足、食事の偏り、そして慢性的にストレスを受け続けたりすることで減少する。
何らかの行為によって心身の疲れやストレスが軽減されれば、減少が抑えられ、精神が安定し、身体もリラックスした状態を取り戻し、「癒された」と感じるようになる。
「癒し」という感情と付き合っていくには?
身体を癒すのに「癒し」は必要ない
現代人の身体は常にストレスにさらされ、緊張状態にあるが、「身体の疲れ」と思っていることは単なる体力不足である。
運動不足で高カロリー食、睡眠不足でエネルギーが足りず、身体が疲れているように感じる。
必要なのは癒しではなく、適度な運動、栄養価の高い食事、十分な睡眠である。
「ストレス社会」という幻想を認識する
現在の日本は、江戸時代や戦時中と比べれば、命の危険を考えれば、ストレスははるかに小さい。つまり、「癒し(癒される)」というのは、平和な文明社会だからこそ生まれる、贅沢な感情である。なので、メディアの情報に振り回され、「自分たちはストレスを抱えている」、「自分たちは疲れている」など、不必要に思い込む必要はない。
ビジネスとの関わり
対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。
お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。
ビジネスを遂行していく上で、自分の健康を保つには、適度な運動、栄養価の高い食事、十分な睡眠を確保していくことが必要である。
身体のストレスを取ることで、心のストレスを改善することにも寄与する。
自分の体調が管理出来れば、余裕をもってお客さんと接することができ、笑顔をお客さんに見せるだけで、お客さんをハッピーにすることができるかもしれない。
お客さんにお届けできる「癒し」は何があるでしょうか?
(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)
ではでは
やまおか きよし
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