“感情” をビジネスに! ポジティブ編 P-5「愛しさ」


こんにちは。 やまおか きよしです。


人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。

これから順番に紹介していこうと思います。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?




ポジティブ編 P-5 「愛しさ」


「愛しさ」とは、

人やものなどを可愛らしく思い、大切にする気持ち。愛しさという感情の基になっているのは、「自分の子どもを大事に思う」という、本能的な情動。




「愛しさの」のメカニズム


愛しさは、「子供優先回路」から生まれた感情


愛しさは、およそどんな種も持っている感情といえる。種を守るため、脳内に組み込まれたのが、「親が子を大事に思い、何においても子を優先させる」という回路がある。

愛しさは、そもそもは子供優先回路から生まれた感情であり、愛しさを感じると、脳内にはドーパミンやエンドルフィンなどが放出される。



回路が独り歩きすると、さまざまな対象に愛しさを感じるようになる


子ども優先回路が組み込まれた生物は、自分の子どもだけでなく、子ども世代全体に対し、愛しさを感じるようになる。配偶者に愛しさを感じるのも同様であり、さらに回路が独り歩きすると、脳は「大事な存在である」と判断したあらゆる相手に対し、愛しさを感じるようになる。



子どもができると子ども優先回路は強化される


子どもができると、セロトニンやオキシトシンなど、脳内物質の組み合わせが変わり、子ども優先回路はさらに強化される。

独身時代に子ども嫌いだったのに、結婚し出産すると自分の子どもだけでなく、他人の子どももかわいく思えるのはそのためである。女性だけでなく、男性も回路が変わっていく。




「愛しさ」という感情と付き合っていくには?


不倫、ギャンブル・・・強烈な感情に負けてしまうことも


利己的な心や煩悩が、愛しさを凌駕してしまうこともある。

不倫の恋によって得られる喜びや幸福などが、子どもへの愛しさを上回った場合、人は「子どもをおいて家出をする」という行動に出る。

そして、恐ろしいのが、ギャンブルなど、過剰にドーパミンが放出されると、ほかの感情がすべて忘れられてしまい、子どもを車に残してしまう事件に発展することもある。



愛しさが強すぎるとコントロールできなくなる


自分の子どもを愛しく思うあまり、過保護になり、「モンスター・ペアレント」になったり、

恋人を愛しく思うあまり、ストーカーになってしまうこともある。

愛しさの感情を一つの対象に集中させず、ペットを飼ったり、仕事や趣味に没頭するなど、分散させることが必要である。




ビジネスとの関わり

対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。

お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。


広告やコピーライティングでは、「愛しさ」にフォーカスした、3Bの法則と呼ばれる手法が用いられている。

    Baby:赤ちゃんなどの小さい子供のイメージ

    Beauty:美人のイメージ(主に女性であり、男性は避ける)

    Beast:かわいい動物のイメージ


商品・サービスにもよるが、3Bの法則を検討するのも一つの方法であると考える。





あなたの商品・サービスで「愛しさ」をお届けできるポイントはありますか?






(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)




ではでは



やまおか きよし

営業戦略を見つけるコピーライティング Office Kiyoshi



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