1-①-I 成長はプロセスである -下
“7つの習慣” の学び直し
1 パラダイムと原則について ①「インサイド・アウト(内から外へ)」 I 成長はプロセスである -下
こんにちは。ご来訪ありがとうございます。
やまおかきよしです。
いろいろなところで取り上げられ、多くの人が解説していますが、私も過去に読んだキリでそれから何年も経ち、世の中の状況は変わっています。
変わらない真実と、また新たな発見があるかもしれないと思い、コヴィー博士のことばを自分なりにピックアップして、もう一度勉強していきたいと思います。
もしもよろしければ、あなたも “7つの習慣” について一緒に学び直しませんか?
1 パラダイムと原則について
① 「インサイド・アウト(内から外へ)」
I 成長はプロセスである -下
三歳になる娘の誕生パーティーが始まっていた。彼女はリビングルームの一角に座り込み、もらったばかりのプレゼントを抱え、ほかの子供たちにそれを貸すまいとしていた。
部屋の中には、一種険悪な雰囲気が漂っていた。子供たちは皆、娘の周りに群がり手を出しては、プレゼントのおもちゃで遊ばせてほしいと頼んでいた。しかし、娘は頑固にもそれを拒否し続けた。
単純に頼んでみることから始めた。「おもちゃを貸してあげてくれないかな」
「いや」 きっぱりと断られた。
次に、理屈で訴えてみることにした。
「君がおもちゃを貸してあげれば、今度よその家に行ったときに、おもちゃを貸してもらえるよ」
「いや」 またしても即座に答えが返ってきた。
今度は買収にかかった。小声で、
「おもちゃを貸してあげたら、いいものをあげるから。ガムがあるぞ」
「ガムなんかいらない」と娘は叫んだ。
もう、どうすればいいのかわからなかった。第四の策として、脅迫した。
「貸してあげなければ、お仕置きだぞ」
「いいもん。これ、あたしのだもん。貸してなんかあげないもん」
そう言うと、娘は泣き出した。
最後は実力行使である。娘の持っているおもちゃを力ずくで取り上げ、他の子供たちに渡した。
「さあ、これで遊んでいいよ」
自分の人格の弱さを補うために、自分の地位や権限から力を借りて、自分のいいなりになるように、私は娘に強要したのである。
後で分かったのは、子どもは、所有するという気持ちをきちんと経験しさえすれば、ごく自然に、自由に、自発的に分かち合うようになるということだった。
ビジネスとの関わり
「企業においても、しかるべきプロセスを踏むことを嫌い、近道をしようとして迎えた結末を、私は過去何度も見てきた。」
「経営者は、高い生産性や品質あるいは顧客満足を確保できる新しい企業文化を『購入』しようとする。
檄をとばすような演説や、従業員の態度を改めるための研修、外部のコンサルタントによる改造計画や買収合併などによって。」
「しかし、そうした行動は職場の信頼を低下させてしまっている。」
地位や権限から力を借りて、自分の言いなりになるよう強要されると、どんな気分になるでしょうか?
(参照文献 「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー)
ではでは
やまおか きよし
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