“感情” をビジネスに! ネガティブ編 その13 「恨み」



こんにちは。 やまおか きよし です。


人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。

これから順番に紹介していこうと思います。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?




ネガティブ編 その13 「恨み」


「恨み」とは、

自分に対する他人のひどい態度や仕打ちを不満に思い、「機会があれば復讐したい」といった、強い気持ちを抱くこと。恨みの感情が高まるとIQが下がり、冷静な判断ができなくなる。




「恨み」のメカニズム


恨みと怒りはよく似ている

恨みと怒りは、いずれも「他社から一方的に、理不尽な危害を加えられた」。と感じることにより生まれる。ただし、怒りはその場で発生し、恨みは少し時間をおいてから発生する。

自分にとって不本意な状況が訪れ、それが続くと、怒りは恨みに変わっていく。



「自分は間違っていない」という思いが、恨みを生む

恨みの感情の前提となっているのは、「自分は間違ったことをしていない」、「自分は被害者である」という思いである。

しかし、その思いは本当に「正しい」のかは、疑ってかかる必要がある。




「恨み」をコントロールするには?


徹底した危機管理で、恨みの発生を防ぐ

恨みの感情を抱かないためには、「日ごろから、危機管理をしっかりする」ことが大事である。「他者から理不尽な危害を加えられた」と感じた時、それが想定外の出来事であればあるほど、人は怒り、やがて恨みを抱くようになる。

行動する時には、常にさまざまな危険性を想定し、できるだけ備えておくようにする。



復讐を考えることで、恨みは抑えられる

生きていれば、自分には問題がなく、いくら危機管理を徹底していても、理不尽な目にあわされることはある。

将来的に恨みに恨みにつながりそうなことが起こったときや、自分が誰かを恨んでいると感じた時は、まず「自分にとって理不尽な出来事が起きた」、「自分はいま、怒っている(恨んでいる)」と客観的に自分を眺めるようにする。

さらに、怒りを感じた時と同様、復讐の方法を考える。理不尽な危害を加えられたときは、相手をより理不尽な目に合わせる方法を、一生懸命考える。


もちろん、怒りと同じで実際に実行する必要はない。


方法を考えるだけで、前頭前野が活性化され、扁桃体で恨みの感情が増幅されるのを抑えてくれるはずである。




ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。

お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。

社内においても、お客さんとの関係においても、理不尽な目に遭わされることがあると想定し、「あー、今嫌な目にあっている」などとつぶやくことや、「自分は今、怒っている(恨んでいる)」と客観的に自分を眺め、すこし距離を取るのも有効かもしれない。

冷静な判断力はIQを維持してくれ、次のアクションが取れるようになる。





あなたはどのように「恨み」を手放していますか?





(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)




ではでは



やまおか きよし

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