“感情” のフレームワーク 8 不適切な情報の落とし穴 ②「情報の適切さを歪める3つの原因」


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





8 不適切な情報の落とし穴
②「情報の適切さを歪める3つの原因」

情報の信憑性を検証する時には3つの着眼点がある。


1―データそのものの誤り(嘘など)

インターネットの発達などによって情報量が爆発的に増加したことにより、「正しい情報」と「正しくない情報」を見極めることが難しくなっている。

・賞味期限の改ざん
・産地の偽装
・科学番組でのデータの改ざん

など。

但し、受け取る側でこれを検証するすべはない。

できるだけ複数の独立した情報源から積極的に情報を得ようとすることが、自己防衛のための数少ない方法である。


2-データのインプットミス

・データ作業者の入力ミス
・不充分・不適切なサンプリング

など。

アプリケーションの計算ミスを指摘するチェック機能や複数の人間でダブルチェックするといった昔ながらの方法で対処することになる。


3-不適切なデータの取得

本来必要とするデータの範囲(期間・物理的範囲など)が不適切なことによる問題。

実務においてデータリサーチや市場調査などを行う場合、同じ情報源であっても、その中のどの範囲を採用するかによって結論が変わってくるケースがある。

あるデータをグラフ化し、トレンドを見るとき、切り取りによって結果が変わる。

・上昇期の切り取り
・下降期の切り取り

など。





ビジネスとの関わり

対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


データの見方は目的や前提により異なる

データを見る目的が、例えば「市場の直近の変化を詳細に捉えたい」のであれば、直近のデータを細かく見る必要があり、3年単位のデータをみても全くわからない。

「何が適切なのか」は、目的や前提により異なる。
面倒であるが、実際に入手可能なデータと見比べながら、その都度 ”頭を使って“ 考えるしかない。


一度疑ってみる

データは、「見ている範囲で結論は変わるかも知れない」ということを前提に、みんなが何の疑いを持たないことに対して、一度疑ってみる方法がある。

思い込みや感情ではなく、知りえた情報から論理的に自らの考えを組み立てることが必要である。





「本当にそうなのか?」と問いかける案件は、どのようなものがありますか?




(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
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