“感情” のフレームワーク 9 知覚がもたらす落とし穴 ②「対比効果」

こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





9 知覚がもたらす落とし穴
②「対比効果」


対比効果とは、比較対象との関係や印象に引きずられて同一のものが違ったものに見えてくること。


バスケットボールの例
2メートルの選手に囲まれた身長185センチの選手が “比較的” 小さく見える。


視覚の例
同じ色でも、その周辺の色によって色の濃さや印象が違って見える。
同じ長さの線も、両端に線をつけると違った長さに見える。


味覚の例
甘いものを先に食べ、次に酸っぱいものを食べるのと
酸っぱいものを食べて、つぎに甘いものを食べると味覚が変わる。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


ペプシの比較広告

ビジネスでは、対比効果を利用して競合他社の製品と自社製品を比較し、自社製品の良いところを強調する手法が利用される。

ペプシがブランド名を伏せてコカ・コーラと試飲させるアメリカのキャンペーンでは、ペプシを選んだ人が多く、「コーラは味覚よりもブランド名で選ぶ傾向がある」と結論付けてその後のシェア拡大に大いに成功したという事例がある。

自社製品の質そのものを最大化する努力をした後には、
「それをどこに置くべきか」という点を検討する価値は十分にある。





あなたの商品を他社と比較し、目立たせるのは、どのポイントでしょうか?




(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
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