“感情” のフレームワーク 9 知覚がもたらす落とし穴 ①「先行効果・最近効果」


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





9 知覚がもたらす落とし穴
①「先行効果・最近効果」


データの読み込みと同じように、人の認知能力は本人が意識する以上にあいまいなものである。


1―先行効果

先に述べたこと が印象に強く影響を及ぼす効果。


自己紹介の例

A 「私は、勤勉で、性格は穏やかで、食べ物の好き嫌いはなく、スポーツは苦手です。」
B 「私は、スポーツは苦手で、食べ物の好き嫌いはなく、性格は穏やか、勤勉です」

内容は同じなのに、Aは「この人は勤勉な人だ」という印象を持たれやすい。

一方、Bは「運動が苦手」という印象を持たれやすくなる。


2-最近効果

最後に述べられたもの が一番強く印象に残る効果。

新人の学生面接を行う場合など、最後に面接した人の印象が一番残るケースなどがこれにあたる。時間的に一番近いものなので、物理的に印象や記憶に残りやすい。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


順番で異なるプレゼン戦略

ある程度長いプレゼンテーションを準備する際には、プレゼンの長さ、演出の仕方や前後に競合するプレゼンの有無など、状況に応じて「先行効果」と「最近効果」を使いわける工夫が求められる。


自分が最初のプレゼンターの場合

最初に大きなインパクト を持ってきて、審査時点までそのインパクトを記憶に維持させることを狙う。

「この企画はこんなにすごいのです! 全く新しい技術を採用しているため、世の中の認知度はまだ低いという懸念もありますけど」


自分が最後のプレゼンターの場合

プレゼンの最後にクライマックス を持ってきて、審査員の記憶に印象深く残こすことを狙う。

「まったく新しい技術を採用しているため、世の中の認知度はまだ低いという懸念はあります。でも、この企画はこんなにすごいのです!」





最初のプレゼンと最後のプレゼン、どちらが得意ですか?




(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
営業戦略を見つけるコピーライティング Office Kiyoshi



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