“感情” をビジネスに! ネガティブ編 その2 「怒り」
こんにちは。 やまおか きよし です。
人間の活動の中で、“感情” は “論理” を上回り、ビジネスにおいても大きな影響を与えるものと考えます。
これから順番に紹介していこうと思います。
あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?
ネガティブ編 その2 「怒り」
「怒り」とは、
自分が物理的・精神的・社会的に攻撃されたと感じ、冷静さを失っている状態。
「眉間にしわが寄る」、「目がつりあがる」、「口角が下がる」など表情の変化を伴い、「血圧が上がる」、「動悸が激しくなる」、「震える」といった身体的反応が起こることが多い。
「怒り」のメカニズム
「自分が何かの攻撃を受けた」と脳が判断すると、怒りが生まれる。
怒りの感情は、大脳辺縁系の偏桃体によって増幅され、その情報が視床下部に伝わり、
ノルアドレナリンが分泌され、交感神経が活性化。
血圧の上昇、心拍数の増加、気分の高揚などが起こる。
怒ると、大脳辺縁系が活性化し、前頭前野の働きが抑えられ、IQが下がって、冷静な思考ができなくなる。
「怒り」をコントロールするには?
1. 怒り自体を起こりにくくする
目を閉じて瞑想をしたり、深呼吸を行う。
副交感神経が活性化し、身体がリラックスし、セロトニンが分泌。
怒りの反応が起こったり増幅したりするのをおさえる。
2. 仕返しを考える
たとえば、仕事の関係者の行動に腹が立ったなら、「どのような人に、どのような言い方で相手の落ち度を伝えたら、相手が最も困るか、不利益をこうむるか」を一生懸命考える。考えているうちに、前頭前野の働きが活性化され、怒りの感情が治まっていく。
だが、実際には復讐は実行する必要はない。
怒っている相手をなだめる方法
① 相手の言い分を聞く
② 相手を怒らせてしまったことを謝る
③ こちらはゆっくりと話す
④ 相手の気持ちに共感する
ビジネスとの関わり
「怒り」は「悲しみ」と紙一重である。
コントロール方法を知ることは、自分自身を守り、精神的安定に役立つ。
お客さん、関係する会社、自分の社内のメンバーとの関係維持に役立つ。
お客さんが沸騰している状況になれば、その「怒り」が収まるまでビジネスはできないので、
時間が必要であるが、相手が冷静になってくれば、より深い関係性を築く可能性があると思われる。
あなたが解決したい「怒り」は何でしょうか?
(参照文献 「感情」の解剖図鑑 認知科学者 苫米地英人)
ではでは
やまおか きよし
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