“感情” のフレームワーク 7 先送りの落とし穴 ⑤「後回しは得なのか?」


こんにちは。ご来訪ありがとうございます。 
やまおかきよしです。

人間の活動の中で、ビジネスにはビジネス・フレームワークがありますが、“感情”にもフレームワークがあります。

あなたも “感情” について一緒に考えていきませんか?





7 先送りの落とし穴
⑤「後回しは得なのか?」


時間割引とうまくつきあうには、「人は目の前のものに弱い」という事実を受け入れた上で、何か自分に自制がかかる仕組みを作り、自分の欲望に簡単には負けないプロセスを確立することが必要になる。





ビジネスとの関わり


対処方法を知ることは、“直感のワナ”を味方に変える。

自分自身、社内のメンバーの思い込みを防ぎ、お客さん、関係する会社との関係の維持や実績を上げていくことに有意義であると考えます。


「今やってしまって、終わった後ですっきりする」のが得策


仕事の内容は変わらないにしても、今すぐやるのと、後でやるのでは、かかる時間や効率が違ってくることが多い。今やればすぐに終わるところを、後でやろうとすると仕事の質が・・・


 ・再度仕事に取り掛かるまでの「心のエンジン」をかけるのにかなりのエネルギーが必要

 ・今やれば旬な仕事に頭をそこへ戻すため、効率も悪く、時間もかかる

 ・時間的・精神的な余裕がなくなり、アウトプットの質が下がる

 ・他の突発的な仕事やハプニングに柔軟に対応できない(対応すると残業になる)

などなど。


後回しでやることは時間の使い方を含め、価値を著しく落としてしまうのである。



おもしろい研究論文

「時間割引率:経済実験とアンケートによる分析」
(池田新介・大竹文雄・筒井義郎 / 大阪大学社会経済研究所 / 2005年4月ほか)

 
 ・年齢が高いほど、割引率がより高い

 ・男性の方が、女性に比べて割引率が高い


 ・所得や富が小さいほど、割引率が高い

 ・理経大卒者は割引率が低い

 
 ・価値(または金額)が大きくなるにつれて、割引率は低くなる


 ・利得に対する割引率は、損失に対する割引率よりも高い

  (=マイナスの価値に対する割引は、プラスに比べて影響が低い)





あなたは学生の頃、
夏休みの宿題は最後に追い込みでやりましたか?
それとも、早めに片付けましたか?





(参照文献 「人は勘定より感情で決める」柏木吉基)




ではでは



やまおか きよし
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